化学工学演習
Exercises in Chemical Engineering
講師・堀河 俊英
1単位
目的
化学プロセス工学のうち主に拡散単位操作を移動現象論の見地から講述し，演習を通じてプロセス設計の基本手法を修得させる．
概要
「化学工学演習」では,「化学工学基礎」·「分離工学」で学んだ流動·伝熱·物質移動の基本原理に基づいて演習することにより,種々の拡散単位操作に関する基礎学力および実プロセスを念頭においた応用力の両面を充実させる.
キーワード
移動現象論，拡散単位操作
関連科目
要件
「化学工学基礎」·「分離工学」 の履修を前提とする．
注意
A4グラフ用紙，計算機，定規(作図用，15cm程度)を用意しておくこと．授業を受ける際には，2時間の授業時間毎に1時間の予習・復習をした上で授業を受けることが，授業の理解と単位取得のために必要である．
目標
| 1. | 下記の各拡散単位操作に関連する基本原理を説明できる． |
| 2. | 各拡散単位操作に関する基礎計算ができる． |
| 3. | 実プロセスへの応用能力を養う． |
計画
| 1. | 単位 |
| 2. | 物質収支 |
| 3. | エネルギー収支 |
| 4. | 円管内流れ |
| 5. | 熱伝導1 |
| 6. | 熱伝導2 |
| 7. | 熱交換器・蒸発操作 |
| 8. | ガス吸収1 |
| 9. | ガス吸収2 |
| 10. | 蒸留1 |
| 11. | 蒸留2 |
| 12. | 抽出1 |
| 13. | 抽出2 |
| 14. | 吸着1 |
| 15. | 吸着2 |
評価
授業への取り組み状況および授業中の演習レポートの成績により評価し，その割合を3:7とする．
JABEE関連
本学科学習・教育目標(E:◎)に対応する.
対象学生
開講コースと同学科の夜間主コース学生も履修可能
教科書
化学工学会編「基礎化学工学」倍風館
連絡先
堀河(化311, 656-7426, horikawa@chem.tokushima-u.ac.jp)
備考
「化学工学基礎」·「分離工学」 で学修したことを十分に復習しておくこと．