2011年度 工学部 化学応用工学科 昼間コース — [選択] 4年(前期)

確率統計学

Probability and Statistics

教授・今井 仁司

2単位

目的

確率的な現象の捉え方,考え方を学ぶとともにデータを処理する際 に使われる統計手法を習得することを目標とする.

概要

初めて数理統計を学ぶ初学者のために統計資料の整理から始めて, その資料の特徴の解析,さらに確率論の基礎と小数標本論の初歩を解説する.

キーワード

平均,分散,回帰直線,二項分布,正規分布

要件

「微分積分学」の履修を前提とする.

注意

講義内容を確実に理解するには,予習を行い,講義ノートをきちんととり,講義時間内に設けられた演習に積極的に取り組むこと.それ以上 に,各自が普段から自主的に演習に取り組むこと. 授業を受ける際には,2時間の授業時間毎に2 時間の予習と2 時間の復習をしたうえで授業を受けることが,授業の理解と単位取得のために必要である.

目標

1.基本的な分布関数についての理解
2.相関関係についての理解

計画

1.変量と平均
2.分散,標準偏差
3.チェビシェフの定理
4.相関関係,回帰直線
5.相関係数
6.数学的確率
7.加法定理
8.乗法定理
9.基本的分布関数
10.平均の性質
11.二項分布
12.ポワソン分布
13.正規分布Ⅰ
14.正規分布Ⅱ
15.中心極限定理
16.期末試験

評価

期末試験の点数が60点以上もしくは49点以下であれば,その点数を成績とする.期末試験の点数が50∼59点の場合には,試験の点数を80%にしたものと平常点(講義と演習の取り組み具合を評価したもので20 点満点)を合計した点数(ただし,その点数が60点以上であれば60点とする)を成績とする.

JABEE合格

単位の取得をもってJABEE合格とする.

JABEE関連

本学科教育目標(C: ◎)に対応する

対象学生

開講コース学生のみ履修可能

教科書

高遠節夫・斎藤斉他『新訂 確率統計』大日本図書

参考資料

青木利夫,吉原健一『統計学要論』培風館

越昭三『数理総計概論』学術図書出版社

連絡先

今井(A棟 220,088-656-7541,携帯電話やE-mail での問い合わせは受け付けない)
オフィスアワー: オフィスアワー:木曜 14:00∼15:00