技術者•科学者の倫理
Engineering Ethics
目的
技術者としての意識と誇りを身につけ,工学倫理を守るために必要な知識と知恵を学ぶ.
概要
技術者に要求される倫理とは何か?比較研究と事例研究を中心に学ぶ.その上で,安全,環境,法規,知的財産権などに関連して,具体的にどのようなことが問題になるのか?実践的にどのように対処すればよいか?講師たちの技術者としての実体験をもとに,出来るだけ双方向的な授業をこころみる.工学倫理というむずかしそうなテーマにやさしく迫る.
キーワード
安全,責任,リスク
先行科目
注意
各クラス2人の講師が,それぞれ2日(15時間)ずつ計4日(30時間)の授業を行う.全時間の出席を要する.授業を受ける際には,2時間の授業時間毎に2時間の予習と2時間の復習をしたうえで授業を受けることが,授業の理解と単位取得のために必要である.全員が教科書をもっていることを前提に授業(レポート,宿題,小テストを含む)を行う.
目標
1. | 工学倫理についての理解 |
2. | 技術者としての誇りと責任感 |
3. | 関連問題についての理解 |
4. | 実践的対応力 |
計画
1. | はじめに |
2. | 比較論のこころみ |
3. | 実例研究1(グループ討議と発表) |
4. | 実例研究2(レポートと小テスト) |
5. | 技術者倫理と技術倫理 |
6. | 安全と工学倫理 |
7. | 環境·資源問題と工学倫理 |
8. | リスク評価と技術者 |
9. | 実例研究3(レポートと発表·討議) |
10. | 技術者と法規 |
11. | 製造物責任 |
12. | 知的財産権と工学倫理 |
13. | 事例研究4(レポートと発表·討議) |
14. | 国際工学倫理 |
15. | 実践的技術者倫理 |
評価
プレゼンテーション評価 50%,レポート·小テスト 50%
JABEE関連
本学科学習・教育目標(A: ◎)に対応する.
教科書
『技術者による実践的工学倫理 第2版―先人の知恵と戦いから学ぶー』中村収三,(社)近畿化学工業会 工学倫理研究会 編著(発行所 化学同人)「2009年9月20日改訂 第2版」
全員が教科書をもっていることを前提に授業(レポート,宿題,小テストを含む)を行う.
参考資料
適宜紹介する.
連絡先
教務委員会委員