2011年度 工学部 建設工学科 夜間主コース — [選択] 4年(前期)

建築環境工学

Architectural Environmental Engineering

目的

建物内で人間が快適な生活を送るためには,室内環境を整えることが必要となる.建築環境工学の基礎的事項を学ぶことにより,室内環境を良くするための基準や方法を理解する.

概要

建築環境工学の基礎的事項である「温熱環境」,「空気環境」,「音環境」,「光・視環境」及び関連する建築設備・建築法規について学ぶ.

キーワード

室内環境,建築設備

関連科目

建築設備工学

要件

特になし

注意

関連授業科目として「建築概論」,「建築計画」,「建築空間デザイン」の受講を推奨する.

目標

1.建築環境工学が扱う「温熱環境」,「空気環境」,「音環境」,「光・視環境」に関する基礎的知識を習得する.
2.建築環境工学に関連する「建築設備」,「建築法規」に関する基礎的知識を習得する.

計画

1.ガイダンス:快適な室内環境とは・建築環境工学とは
2.温熱環境(1):日照・日影・日射
3.温熱環境(2):伝熱
4.温熱環境(3):湿度・結露
5.温熱環境(4):断熱・省エネ設計
6.空気環境(1):空気汚染
7.空気環境(2):換気基準(建築設備・建築法規)
8.空気環境(3):シックハウス対策(建築法規),テスト(1)
9.テスト(1)解説,レポート課題発表
10.音環境(1):遮音・吸音
11.音環境(2):室内音響設計
12.光・視環境(1):採光・照明(建築設備)
13.光・視環境(2):採光基準(建築法規)
14.光・視環境(3):色彩,テスト(2)
15.テスト(2)解説,レポートの発表

評価

2回のテストとレポート結果によって算出される評点により評価し,評点≧60%を当目標のクリア条件とする.

対象学生

他学科,他学部学生も履修可能.

教科書

住まいの環境(図解住居学), 大野, 佐藤, 永村, 矢野, 山中, 奥野(著), 図解住居学編集委員会編, 彰国社

参考資料

加藤信介・土田義郎・大岡龍三著:図説テキスト建築環境工学,彰国社,2520円,山形一彰著:実用教材建築環境工学,彰国社,2520円,(社)日本建築学会編:建築環境工学用教材環境編,1937円

連絡先

福井:Tel.088-631-5252,Fax.088-631-5353,E-mail:hero2000@hat.hi-ho.ne.jp

備考

授業を受ける際には,2時間の授業時間毎に2時間の予習と2時間の復習をしたうえで授業を受けることが,授業の理解と単位取得のために必要である.