2011年度 工学部 機械工学科 昼間コース — [必修] 2年(前期)

工業物理学実験

Laboratory in General Physics

准教授・道廣 嘉隆, 講師・中村 浩一

1単位

目的

物理学の基本概念のさらなる理解,および実験を行なう際の基本事項の修得を目的として,基礎的な物理学実験を行なう.

概要

基本測定(統計処理),力学(ボルダの振り子,角運動量),物性(ヤング率,単剛性率,表面張力,粘性係数,抵抗の温度変化),電磁気学(等電位線,磁気モーメント,静電容量,電磁誘導,ダイオード·トランジスタの特性,ホール効果),熱(比熱,熱伝導率,温度伝導率),波動(フレネルの複プリズム,分光器と回折格子),原子物理学(スペクトル,光電効果,フランク·ヘルツの実験)よりテーマを選択し,3∼4名ずつの班ごとに実験を行ない,レポートを作成·提出する.

キーワード

物理学実験

要件

予習により,実験内容が理解されていることを前提とする.

注意

実験レポートを各実験の次回の実験時に提出すること.チェック後再提出を指示する場合がある.その際は提出締め切りまでに提出すること.実験時の安全について受講者は十分に注意すること.

目標

1.実験を行なう際の基本事項を理解する.(実習で評価)
2.実験を通して物理現象を理解し,データの解析および考察を行なえるようになる. (実習とレポート内容で評価)
3.レポート作成の技法を修得する.(レポート内容で評価)

計画

1.オリエンテーション
2.実験第1回
3.実験第2回
4.実験第3回
5.レポート指導
6.実験第4回
7.実験第5回
8.実験第6回
9.レポート指導
10.実験第7回
11.実験第8回
12.レポート指導
13.実験第9回
14.実験第10回
15.レポート指導(予備日)
16.レポート最終指導・提出

評価

規定回数以上出席し,レポートを期限内に提出した受講者に対し,レポート(提出状況,内容等)70 %,平常点(受講姿勢等)30 % として評価し,総合で 60 % 以上を合格とする.

JABEE合格

【授業評価】と同一である.

JABEE関連

(C) に対応する.

対象学生

開講コース学生のみ履修可能

教科書

当実験のための教科書「物理学実験」を使用する.

連絡先

道廣嘉隆(A203)
オフィスアワー: 木曜日17時-18時

備考

1.本講義の受講は,予習により実験内容が理解されている事を前提とする.なお,実験時の安全について受講者各人は十分に注意すること.
2.本講義の履修には十分な予習と復習が必要である.