2011年度 工学部 電気電子工学科 夜間主コース — [選択] 1年(後期)

コンピュータ入門2

Introduction to Computer 2

講師・柏原 考爾

2単位

目的

UNIXオペレーティングシステムを念頭においたC言語の基礎を理解し,プログラムを「書く」習慣を身につける.

概要

UNIX自身もその内部はほとんどC言語で記述されていることはよく知られている. C言語の初歩的な事柄について,実習による裏付けを取りながら理解を深めてゆく. 「コンピュータ入門1」で培った技術を活用できるのは勿論,プログラミング環境を効率良く行なえる各種ツールについても講述する.

要件

「コンピュータ入門1」を受講していることが望ましい.

注意

既にC言語によるプログラミング技法を修得している,3年次以降の学生には適さない.毎回,講義に関連した演習課題を出すので,充分な予習・復習を行う必要がある.

目標

1.基本的なCプログラムの作成ができるようになる
2.既存プログラムの「模倣」ではなく,アルゴリズムを自律的に思考する能力を身につける

計画

1.C言語入門
2.演算と型
3.プログラムの流れと分岐
4.反復構造
5.配列
6.基本型
7.これまでの総括と模擬試験
8.中間試験
9.関数
10.文字と文字列
11.ポインタ
12.ポインタと配列・文字列
13.構造体
14.ファイル操作
15.総括と補足
16.期末試験

評価

授業計画1∼15の内容に関し,講義の最後に行なわれる最終試験により達成度評価を行なう.課題を毎回出題する. 試験と課題の提出状況,受講姿勢を総合して評価する. 平常点と試験の比率は 4:6とする.

対象学生

他学科学生も履修可能

教科書

柴田望洋,新版 明解C言語 入門編,ソフトバンククリエイティブ

参考資料

B. W. カーニハン·D. M. リッチー 著·石田晴久 訳「プログラミング言語C 第2版」共立出版

連絡先

柏原(kojikasi@is.tokushima-u.ac(no-spam).jp)