2011年度 工学部 知能情報工学科 昼間コース — [選択] 3年(前期)

情報通信理論

Information and Communication Theory

講師・得重 仁

2単位

目的

高度情報化社会を支える基盤技術である情報通信,情報蓄積技術の基礎となる理論について理解する.

概要

情報理論は,効率的な情報通信,情報蓄積技術を実現する為の基礎理論である. 本講義では,情報通信,情報蓄積の効率化,高信頼化の理論的限界及び具体的な実現方法についての理解を深める.更に,情報通信理論の実用技術についても学ぶ.

キーワード

情報源符号化定理,ハフマン符号,通信路符号化定理,誤り訂正符号

関連科目

情報数学

目標

1.情報源符号化,通信路符号化法の概念を理解する.
2.具体的な情報源符号化,通信路符号化の方式を知る.

計画

1.情報理論概説
2.情報源のモデル化
3.通信路のモデル化
4.情報源符号化の基礎概念
5.ハフマン符号
6.情報源符号化定理
7.情報源符号化法
8.情報源符号化法の実用例
9.情報量,エントロピー,相互情報量
10.通信路符号化の基礎概念
11.通信路符号化定理
12.通信路符号化法
13.誤り検出·訂正符号
14.通信路復号法
15.通信路符号化法の実用例
16.期末試験

評価

期末試験70%,課題30%として評価をし,評価値が60%以上に達した場合に合格とする.

対象学生

開講コース学生のみ履修可能

教科書

今井秀樹著, 情報理論, 昭晃堂

参考資料

嵩忠雄著,情報と符号の理論入門,昭晃堂

今井秀樹著, 情報·符号·暗号の理論, コロナ社

連絡先

得重(C棟303, 088-656-9447, tokusige@is.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 月曜日,火曜日(16:00-18:00)

備考

1.授業を受ける際には,2時間の授業時間毎に2時間の予習と2時間の復習をした上で授業を受ける事が,授業の理解と単位取得の為に必要である.
2.授業計画1∼15は,各講義の最後に行われる演習および最終試験により達成 度評価を行う.