2011年度 工学部 知能情報工学科 夜間主コース — [選択] 2年(前期)

信号処理工学

Signal Processing

教授・寺田 賢治

2単位

目的

知能情報工学の分野をはじめ,電気電子工学及び他の工学諸分野において極めて重要な技術であるアナログおよびディジタル信号処理について講義し,演習及び小テストを実施して,工学部出身者として最低限身につけてはおかなければならない信号処理の基礎知識を修得させる.

概要

信号と信号処理全般,アナログ信号及びディジタル信号の解析,さらにサンプリング,フィルタリング,信号の変換など信号処理に関する基礎力を身に付けさせる.

キーワード

信号処理,周波数解析,フィルタリング

目標

1.信号処理の基礎知識を,講義と実習を通じて身に付ける.
2.基礎的な学力と,それを各問題に応用できる能力を身に付ける.

計画

1.信号と信号処理
2.信号の分類と変換
3.信号とシステム
4.フーリエ級数展開
5.フーリエ変換
6.ラプラス変換
7.連続時間システムのインパルス応答,周波数特性
8.離散時間フーリエ変換
9.離散フーリエ変換
10.高速フーリエ変換
11.Z変換
12.離散時間システムのインパルス応答,周波数特性
13.サンプリング定理とナイキスト周波数
14.フィルタリング
15.定期試験
16.まとめ

評価

平常点と試験の比率は3:7とする. 前者には,講義への参加状況,演習·小テストの内容,後者には最終試験の成績が含まれる.

対象学生

開講コース学生のみ履修可能

教科書

浜田 望 著「よくわかる信号処理」オーム社

参考資料

貴家仁志 著「ディジタル信号処理」昭晃堂

森下 巌 著「わかりやすいディジタル信号処理」昭晃堂

連絡先

寺田(Dr.802, 088-656-7499, terada@is.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 月,水曜日 15:00∼17:00(年度ごとに学科の掲示を参照すること)

備考

1.再試は一切やらない
2.授業を受ける際には,2時間の授業時間毎に2時間の予習と2時間の復習をしたうえで授業を受けることが,授業の理解と単位取得のために必要である.
3.授業計画1∼15は,各講義の最後に行なわれる演習および最終試験により達成度評価を行なう.