知的財産事業化演習
Seminar on Indusrialization of Intellectual Property
教授・出口 祥啓
1単位
目的
知的財産を活用する方法の基礎を理解するとともに,実際のアイディア,デザインを創出する方法について,アイディア,デザインコンテストを題材とした演習で修得する.
概要
科学技術創造立国を目指す我が国において,知的財産の活用が,行政・産業界・大学・研究所にとって不可欠であるとの認識に立ち,その活用法を,知的財産の創出という観点から修得する.
キーワード
知的財産,特許法,意匠法
先行科目
関連科目
要件
社会活動の中で知的財産を創出する(特許や意匠を出願する) ことに関心を持ち,各自のアイディア,デザインを題材にして演習を実施すること.
注意
教室での14 時間の座学と16 時間の演習(アイディア,デザインコンテストへの出願資料作成) とで構成するので,これらに参加できることが条件となる.また,受講希望者が多い場合は,抽選によって受講者を決めることがある.また,コンテストに入賞した場合,実際の特許,意匠出願を行うものとする(コンテスの規定を順守).
目標
1. | 知的財産を自ら創出する意義を理解し,その方法の基礎について,各自のテーマで修得する. |
計画
1. | 知的財産の取得方法の基礎 |
2. | 特許概論(アイディア創出) |
3. | 意匠概論(デザイン創出) |
4. | 商標概論(商品名やサービスマークの意義) |
5. | アイディア・デザイン創出方法(1) |
6. | アイディア・デザイン創出方法(2) |
7. | アイディア・デザイン創出方法(3) |
8. | 知的財産創出演習(1) 特許(アイディア) または意匠(デザイン) |
9. | 知的財産創出演習(2) 特許(アイディア) または意匠(デザイン) |
10. | 知的財産創出演習(3) 特許(アイディア) または意匠(デザイン) |
11. | 知的財産創出演習(4) 特許(アイディア) または意匠(デザイン) |
12. | 知的財産創出演習(5) 特許(アイディア) または意匠(デザイン) |
13. | 知的財産創出演習(6) 特許(アイディア) または意匠(デザイン) |
14. | 知的財産創出演習(7) 特許(アイディア) または意匠(デザイン) |
15. | 知的財産創出演習成果発表 |
評価
到達目標が達成されているかを知的財産創出発表及びレポート(コンテスト出願書類) で評価し,60%以上であれば合格とする.
対象学生
開講コースと同学科の夜間主コース学生も履修可能
教科書
事例に応じて紹介する.
参考資料
中山信弘著「知的所有権」日刊工業新聞社,柳澤大輔著「アイディアは考えるな」特許庁編「これからは日本も知的創造時代」 通商産業調査会
連絡先
備考
授業を受ける際には,2 時間の授業時間毎に1 時間の予習・復習をしたうえで授業を受けることが,授業の理解と単位取得のために必要である.