2011年度 工学部 電気電子工学科 夜間主コース — [選択] 4年(後期)

電磁環境工学

Electromagnetic Compatibility

准教授・川田 昌武

2単位

目的

本講義では,EMC(電磁的適合性)の基礎と電気的安全性について理解できるようにする. また,EMCに関連する問題を解析することができるようにする.

概要

本講義では,EMC(電磁環境工学)の基礎と電気的安全性について解説する.

キーワード

電磁的適合性,交流,3相交流システム,電気的安全性

要件

「電気回路1, 2,演習」,「電気磁気学1,2」を受講しておくこと.

注意

電気回路理論,電磁気学を復習しておくこと.

目標

1.交流回路を理解する.
2.3相交流システムを理解する.
3.電気的安全性を理解する.

計画

1.電磁環境工学の導入.
2.交流回路.
3.フェイザー法の概念.
4.電力.
5.無効電力に関する問題.
6.3相交流システム.
7.Δ,Yシステムの相違.
8.中間試験(到達目標1, 2の評価).
9.中間試験の解答説明.
10.異種接続方法による回路.
11.電気ショック.
12.接地抵抗.
13.屋内での電気的安全性.
14.電力系統での安全性.
15.最終試験(到達目標2,3の評価).
16.最終試験の解答説明

評価

レポート20%, 中間試験30%, 最終試験50%. 合格には60%が必要.但し,講義への出席,討論への参加は必修である.

対象学生

開講コース学生のみ履修可能

教科書

Mohamed A. El-Sharkawi, Electric Energy An Introduction Second Edition, CRC Press

連絡先

川田(E棟2階北 B-10, 088-656-7460, kawada@ee.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: (水)(木) 16:00-17:00

備考

1.言語:英語
2.授業を受ける際には,2時間の授業時間毎に2時間の予習と2時間の復習をしたうえで授業を受けることが,授業の理解と単位取得のために必要である.