2011年度 工学部 建設工学科 夜間主コース — [選択] 2年(前期)

土木·建築史

History of Civil Engineering and Architecture

助教・渡辺 公次郎

2単位

目的

新たな社会資本や建築物を創造するためには,過去,どのような提案が行われてきたのかを知ることが重要である.本講義では,社会資本と建築物の歴史を学ぶことで,様式と技術の変化を知り,新たな創造につなげる基礎とする.

概要

各時代に建設されてきた代表的な社会資本,建築物等を紹介し,その様式と特長について,当時の社会情勢と対比させながら解説する.

キーワード

土木史,建築史

先行科目

建設の歴史とくらし

要件

なし

注意

なし

目標

1.過去の代表的な建築物の様式と特長を理解する
2.近代社会資本整備の流れを理解する

計画

1.ガイダンス,日本建築史1 社寺建築
2.日本建築史2 日本人建築家の誕生
3.日本建築史3 様式建築とモダニズム
4.日本建築史4 日本建築界からの発信
5.試験1(日本建築史)
6.試験1の返却と解説,西洋建築史1 教会建築
7.西洋建築史2 産業革命と建築
8.西洋建築史3 伝統様式からの脱却
9.西洋建築史4 近代建築
10.西洋建築史5 3人の巨匠
11.試験2(西洋建築史)
12.試験2の返却と解説,建築史まとめ
13.近代社会資本整備とくらし
14.近代社会資本整備と国土の安全
15.近代社会資本整備と経済活動
16.近代社会資本整備と課題

評価

合格のためには,建築史分野は試験2回分の合計点,土木史分野はレポートの点数が,それぞれ60点以上であることが必要である.総合評価点は,建築史分野,土木史分野の合計点を100点満点に換算して算出する.

対象学生

他学科,他学部学生も履修可能

教科書

コンパクト版建築史【日本・西洋】,「建築史」編集委員会編著,彰国社

参考資料

適宜紹介する

連絡先

備考

授業を受ける際には,2時間の授業時間毎に2時間の予習と2時間の復習をしたうえで授業を受けることが,授業の理解と単位取得のために必要である.