プログラミング技法及び演習
Scientific Programming for Civil Engineers
准教授・三神 厚
2単位
目的
建設工学に関連する科学技術計算を実施する上で必要となるプログラミング及び科学計算手法に関する知識の修得を目的とし，プログラミングによる問題解決能力を身につけることを目標とする．
概要
建設工学に関連する科学技術計算でよく用いられる基本的な計算手法について講述し，それらの手法を使った科学技術計算プログラムの作成及び実行に関する演習を行う．
キーワード
関数による最小二乗近似，数値積分，連立一次方程式の解法，固有値問題
先行科目
関連科目
情報科学 / 情報科学入門
要件
情報処理を受講していること．
注意
レポート提出をかかさないこと
目標
| 1. | 建設工学分野でよく用いられる数値解析手法を理解し，FORTRANを用いてプログラムを作成できること． |
計画
| 1. | ガイダンス，計算機システムの利用法 |
| 2. | 直線による回帰 |
| 3. | 直線による回帰(サブルーチン化) |
| 4. | 曲線による近似 |
| 5. | 数値積分(台形公式) |
| 6. | 数値積分(Simpson公式) |
| 7. | 数値積分(Legendre-Gauss公式, 2-point) |
| 8. | 数値積分(Legendre-Gauss公式, 3-point) |
| 9. | 行列演算 |
| 10. | 連立一次方程式(前進消去) |
| 11. | 連立一次方程式(後退代入) |
| 12. | 逆行列 |
| 13. | 固有値問題(Jacobi法)入門 |
| 14. | 固有値 |
| 15. | 固有ベクトル |
| 16. | 予備日 |
評価
到達目標の達成度を4回のレポートで評価し(重みは同じ)，評価点が60%以上を合格とする．
JABEE合格
【成績評価】と同一である．
JABEE関連
本学科の教育目標の3(1)に対応する．
対象学生
開講コースと同学科の夜間主コース学生も履修可能
教科書
戸川隼人「数値計算」岩波書店
参考資料
FORTRAN77入門-改訂版-，浦昭二編，培風館
連絡先
三神(A512, 088-656-9193, amikami@ce.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: Friday, 16:00-19:00 (or by appointment)