プログラミングシステム
Programming Systems
准教授・緒方 広明
2単位
目的
XMLを用いた文章の表現手法やオブジェクト指向言語,高機能言語によるプログラミングを学ぶことにより,より高度なソフトウェア開発技法を修得させる.
概要
本講義ではXMLを用いた文章表現のデザイン手法と,Java言語を通してオブジェクト指向言語によるシステム開発技術を習得する. 単に講義だけでなく,毎回講義の後に演習問題またはレポート課題を出題する.
キーワード
XML,オブジェクト指向言語,Squeak
要件
)「コンピュータ入門1,2」,「データ構造とアルゴリズム1,2」,「プログラミング方法論1,2」の履修を前提にして講義を行う.
目標
1. | 構造化や抽象化などの種々のプログラミング言語に共通の概念や機能を習得することと,ソフトウェアの開発を行う能力の獲得を目標とする. |
計画
1. | XMLの位置付け |
2. | XMLの基本構成 |
3. | 基本的なXMLインスタンスの作成 |
4. | DTDを用いた文書の構造化 |
5. | XMLスキーマ |
6. | 中間試験 |
7. | XLinkとXPointer |
8. | XSLによる文書表示 |
9. | Java, DOM/SAXを用いたプログラミングの基本 |
10. | Java, DOM/SAXを用いたプログラミング演習 |
11. | 半構造化文書のデザイン演習 |
12. | オブジェクト指向言語 |
13. | Squeakの概要 |
14. | Squeak eToys |
15. | Squeak eToysを用いたプログラミング |
16. | 期末試験 |
評価
成績の評価は,中間試験と定期試験の得点だけでなく,レポートも加味する. レポートは20点,中間試験40点,期末試験40点とする.
対象学生
開講コース学生のみ履修可能
教科書
特に指定しない. ノートを中心に行い,適時資料を配付する.
参考資料
標準XML完全解説(上)(下):中山 幹敏 (著), 奥井 康弘 (著) (2001年) 技術評論社
連絡先
緒方(C507, 088-656-7498, ogata@is.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: 月曜日∼金曜日:午後5時∼6時
備考
1. | 授業計画1∼15は,各講義の最後に行なわれる演習および最終試験により達成 度評価を行なう. |
2. | 授業を受ける際には,2時間の授業時間毎に2時間の予習と2時間の復習をしたうえで授業を受けることが,授業の理解と単位取得のために必要である. |