流体機械
Fluid Machinery
目的
流体エネルギ変換機は我々人類にとって古くからなじみのある機械である. この流体機械の作動原理と利用方法の基礎知識を身に付けさせる事を目的とする.
概要
流体エネルギと機械的エネルギの変換機器としての流体機械について，その作動原理，性能特性，利用方法と流体機械特有の現象について講義する.
キーワード
ターボ機械，羽根車理論，特異現象，騒音
要件
「流体力学1」，「流体力学2」の履修を前提として講義する．
注意
講義中に演習を行う場合があるので，電卓を持参すること．予習・復習を行うこと．
目標
| 1. | 工学部卒業生として，企業における設計技師を養成する． |
| 2. | 流体機械の構造，作動原理を理解する． |
| 3. | 流体機械特有の現象を理解する． |
| 4. | 流体機械の利用方法を理解する． |
計画
| 1. | ターボ機械とは，ターボ機械の分類と流体エネルギー |
| 2. | エネルギー変換とその分類および損失と効率 |
| 3. | 遠心羽根根車の理論 |
| 4. | 構成要素，演習 |
| 5. | 軸流羽根車の理論 |
| 6. | 固定流路，演習 |
| 7. | 中間試験と解説 |
| 8. | 相似則と比速度 |
| 9. | 特性曲線と運転方法 |
| 10. | キャビテーション |
| 11. | 旋回失速とサージング |
| 12. | 水撃現象 |
| 13. | 騒音の性質 |
| 14. | 騒音の防止技術 |
| 15. | 送風機の騒音 |
| 16. | 期末試験 |
評価
中間試験と期末試験および平常の授業の取り組み状況を総合的に評価する．取組状況は質問の有無，質問に対する応答で評価し，試験と取組状況の比率は8:2とし60%以上を合格とする．
JABEE合格
【成績評価】 と同一である．
JABEE関連
(B) に対応する．
対象学生
開講コース学生のみ履修可能
教科書
ターボ機械協会編「ターボ機械 入門編」 日本工業出版
参考資料
大橋秀雄著「流体機械」森北出版
連絡先
木曜日 17:00∼18:00
備考
授業を受ける際には，2時間の授業時間毎に2時間の予習と2時間の復習をしたう えで授業を受けることが，授業の理解と単位取得のために必要である．