有機化学2
Organic Chemistry 2
目的
有機化学序論,有機化学1で学んだ有機化学の基本原理に基づいて有機立体化学,求核置換反応,脱離反応について学習する.
概要
立体化学,求核置換反応,脱離反応,芳香族化合物の化学について講義する.
キーワード
立体化学,求核置換反応,脱離反応,ハロゲン化アルキル,アレーン,芳香族求電子置換反応
関連科目
要件
有機化学序論及び有機化学1を履修していること.
注意
授業を受ける際には,2時間の授業時間毎に2時間の予習と2時間の復習をしたうえで授業を受けることが,授業の理解と単位取得のために必要である.
目標
1. | 有機立体化学の基礎を理解する. |
2. | 化学反応における電子の動きとハロゲン化アルキルの特長反応(求核置換および脱離反応,グリニャール反応など)を理解する. |
3. | ベンゼンおよびその誘導体の構造·性質·反応について理解する. |
計画
1. | 有機化合物の立体化学 |
2. | 有機反応の立体化学 |
3. | ハロゲン化アルキルの命名·構造·合成法 |
4. | ハロゲン化アルキルの反応1 ラジカルハロゲン化 |
5. | ハロゲン化アルキルの反応2 グリニャール反応およびギルマン反応 |
6. | 中間試験 |
7. | 求核置換反応1 |
8. | 求核置換反応2 |
9. | 脱離反応 |
10. | 求核置換反応および脱離反応のまとめ |
11. | ベンゼンと芳香族性 |
12. | 芳香族化合物の分光学:赤外分光法と核磁気共鳴分光法の概説 |
13. | ベンゼンの化学:芳香族求電子置換 |
14. | ベンゼンの化学:芳香族求核置換·ベンザイン·酸化·還元 |
15. | 期末試験 |
16. | 期末試験の返却と講評 |
評価
到達目標1は,第1回,第2回の講義が,到達目標2は第3回∼第10回の講義が,到達目標3は第11回∼第14回の講義が関連する.到達目標の達成度は基本的に最終試験により評価する.中間試験30%,期末試験40%,小テスト30%の割合で評価する.合計して60%以上の評価を得た場合,合格とする.
JABEE関連
JABEE関連 (任意): □ (英) (日) 本学科教育目標(D:◎)に対応する.
対象学生
開講コース学生のみ履修可能
教科書
マクマリ-有機化学(上·中)伊東·他訳(東京化学同人)
連絡先
右手(化学棟406, 088-656-7402, ute@chem.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: 月曜日 15:00 ∼ 17:00
河村(化410, 088-656-7401, kawamura@chem.tokushima-u.ac(no-spam).jp)