流域の防災
目的
沿岸域を含む流域で発生する各種の自然災害の概要とその防御・軽減に必要な基礎知識を習得させる．
概要
水文学，河川工学，沿岸域工学の立場から，森林，河川，沿岸で発生する，大雨，洪水，津波，高波・高潮に関する基礎的知識とその防御・軽減策について講義する．
キーワード
水災害，防災，大雨・豪雨，洪水・内水，高潮・高波・津波
先行科目
関連科目
地域の防災
要件
なし
注意
基礎の流れ学を習得しておくことが望ましい．
目標
| 1. | 大雨・洪水，氾濫，高波・高潮，津波などに関する基礎的な知識を習得する． |
計画
| 1. | ガイダンス，我が国の水循環 |
| 2. | 降水の種類と原因，豪雨 |
| 3. | 大雨災害 |
| 4. | 降雨に関する観測と計算，予測 |
| 5. | 地球温暖化と降水量の変化(レポート1) |
| 6. | 我が国の河川と水害事情 |
| 7. | 洪水災害の防御・軽減 |
| 8. | 河川計画と治水対策 |
| 9. | 河川構造物，河川保全 |
| 10. | 河川の土砂災害(レポート2) |
| 11. | 津波・高波災害 |
| 12. | 高潮災害・海岸侵食 |
| 13. | 波の基本的性質，エネルギー |
| 14. | 波の変形 |
| 15. | 海岸構造物，海岸保全(レポート3) |
| 16. | 期末試験 |
評価
レポート課題3回と期末試験の割合は2:3で，60%以上で合格
対象学生
他学科，他学部学生も履修可能
教科書
川合茂，和田清ほか著，河川工学，コロナ社
参考資料
平山秀夫，辻本剛三ほか著:海岸工学，コロナ社
連絡先
中野(A310, 088-656-7330, nakano@ce.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: オフィスアワー:年度ごとに学科の掲示板を参照のこと．
武藤(A415, 088-656-7329, muto_yas@ce.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
田村(A414, 088-656-9407, tamura@ce.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: 年度ごとに学科の掲示を参照すること
備考
授業を受ける際には，2時間の授業時間毎に2時間の予習と2時間の復習をしたうえで授業を受けることが，授業の理解と単位取得のために必要である．