2011年度 工学部 建設工学科 夜間主コース — [必修] 1年(後期)

災害と建築

Introduction of Risk Management for Architecture

教授・長尾 文明, 教授・橋本 親典, 教授・上月 康則, 教授・上田 隆雄, 准教授・田村 隆雄, 助教・渡辺 公次郎, 助教・佐藤 弘美

2単位

目的

地球上に存在する建築物は,様々な災害から人々を守る重要な役割を担っている.本講義では,建築に関連する様々な災害とその防御方策の概要を学ぶことで,建築学を学ぶ基礎とする.

概要

本講義は建設工学科教員によるリレー形式で行う.建築物が遭遇する多種多様な災害とその防御方策の概要を,最新の話題を織り交ぜながら講述する.

キーワード

建築,災害,防災技術,リスクマネジメント,まちづくり

目標

1.建築物に関連する様々な災害の概要と,被害の歴史を理解する
2.建築防災に関する基本的な知識を理解する

計画

1.ガイダンス,建築学について
2.災害1:建築災害史
3.災害2:地球規模の環境問題
4.災害3:地震
5.災害4:土砂災害
6.災害5:水害
7.災害6:シックハウス
8.災害7:風災害
9.災害8:建物内事故とバリアフリー
10.建築防災1:地震に耐えるために
11.建築防災2:風に耐える建物
12.建築防災3:安全な建物を作る材料
13.建築防災4:建物の維持管理
14.建築防災5:防災まちづくり
15.建築防災6:様々な法制度

評価

出欠状況とレポートで評価し,60点以上を合格とする.

参考資料

各回で適宜紹介する.

連絡先

渡辺(kojiro@ce.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 年度ごとに学科の掲示を参照すること

備考

授業を受ける際には,2時間の授業時間毎に2時間の予習と2時間の復習をしたうえで授業を受けることが,授業の理解と単位取得のために必要である.