2011年度 先端技術科学教育部 知的力学システム工学専攻 建設創造システム工学コース 博士前期課程 — [選択]

地盤工学特論

Advanced Geotechnical Engineering

教授・渦岡 良介, 准教授・上野 勝利

4単位

形態

講義

目的

地盤の変形•破壊問題を解く方法について理解する事を目的とする.

概要

はじめに,地盤の変形・破壊問題を記述する基礎方程式,その有限要素定式化について講義する.次に,土の圧縮・せん断変形,強度特性などの力学特性,そのモデル化の一つである弾塑性構成モデルについて講義する.最後に,土の弾塑性構成モデルを組み込んだ有限要素法を用いて地盤の変形・破壊問題を解く方法について講義する.なお,理解を深めるために解析演習を行う.

キーワード

多孔質体理論,弾塑性モデル,有限要素法

要件

微分・積分学,線形代数学の基礎が必要.

注意

授業を受ける際には,4時間の授業時間毎に4時間の予習と4時間の復習をしたうえで授業を受けることが,授業の理解と単位取得のために必要である.

目標

1.地盤の変形・破壊問題を記述する基礎方程式,その有限要素定式化について理解する.
2.土の圧縮・せん断変形,強度特性などの力学特性,その弾塑性構成モデルについて理解すること.
3.土の弾塑性構成モデルを組み込んだ有限要素法を用いて地盤の変形・破壊問題を解く方法について理解すること.

計画

1.授業概要,土の力学の復習
2.多孔質体理論
3.保存則 (1)
4.保存則 (2)
5.構成式
6.支配方程式
7.弱形式 (1)
8.弱形式 (2)
9.時間積分
10.Newton-Raphson法
11.Newton-Raphson法(演習1)
12.Newton-Raphson法(演習2)
13.弱形式の線形化 (1)
14.弱形式の線形化 (2)
15.弱形式の有限要素定式化 (1)
16.弱形式の有限要素定式化 (2)
17.解析演習 (1)
18.解析演習 (2)
19.弾塑性構成モデル (1)
20.弾塑性構成モデル (2)
21.土の基本的力学特性
22.土の弾塑性構成モデル (1)
23.土の弾塑性構成モデル (2)
24.土の弾塑性構成モデル (3)
25.二次元解析 (1)
26.二次元解析 (2)
27.二次元解析 (3)
28.二次元解析 (4)
29.解析演習 (1)
30.解析演習 (2)
31.解析演習 (3)
32.解析演習 (4)

評価

演習・レポートなどの授業への取り組み状況により評点を算出し,評点が60%以上を合格とする.

再評価

なし.

対象学生

他コース学生も履修可能

教科書

講義でプリントを配布する.

参考資料

講義でプリントを配布する.

連絡先

渦岡(A401, 088-656-7345, uzuoka@ce.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 月曜日午後
上野(A504, 088-656-7342, ueno@ce.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 学科の掲示を参照のこと