2011年度 先端技術科学教育部 システム創生工学専攻 光システム工学コース 博士前期課程 — [選択]

バーチャルリアリティ技術

Virtual Reality

教授・仁木 登

2単位

目的

バーチャルリアリティの基本的な技術を習得することを目的とする.

概要

バーチャルリアリティの技術と人間の関わりを解説し,これらを構成する映像技術や計算技術,また高難度作業の応用例について後述する.この授業は工業に関する科目である.

要件

画像処理,パターン認識を履修していることが望ましいが,受講していない学生にも理解できるように配慮する.

目標

1.バーチャルリアリティ技術に必要な基礎事項を理解する.
2.映像技術,計算技術,高難度作業に応用されている各種バーチャルリアリティ技術について理解する.

計画

1.バーチャルリアリティ技術概論
2.バーチャルリアリティ技術に関する数学的基礎(画像処理)
3.バーチャルリアリティ技術に関する数学的基礎(パターン認識)
4.コンピュータグラフィックス
5.3次元座標変換
6.幾何形状モデリング法
7.陰線消去·陰面消去法
8.レンダリング法
9.実時間コンピュータグラフィックス
10.動画像処理
11.画像センシング
12.人工現実感システム
13.複合現実感システム
14.バーチャルリアリティ技術の医療分野への応用
15.バーチャルリアリティ技術の工業分野への応用
16.最終試験

評価

バーチャルリアリティ技術に関する課題レポート60%,最終試験40%

教科書

各トピックスに関する参考書を紹介する.

備考

授業を受ける際には,2時間の授業時間毎に2時間の予習と2時間の復習をしたうえで授業をうけることが,授業の理解と単位取得のために必要である.