ビジネスモデル特論
Advanced Lecture in Theory of Business Models
目的
持続可能な地域再生のためのビジネスモデルの構築を実践的に習得する.
概要
・持続可能な地域づくり・環境保全のためのビジネス資源の活用とビジネスモデル構築を実践的に習得する.これらの習得により,地域で直面する課題解決に対応する能力,望ましいあり方・方向性を探る能力を養う. ・ビジネスモデルは,地域再生・集落再生モデル,環境保全モデル,協働・連携モデル,ICT活用モデルから構成する.本授業は,ICT活用型"葉っぱビジネス"「いろどり」や2020年にゴミをゼロにするゼロウェイスト活動等で日本及び世界から注目されている上勝町と連携し実施する.
要件
履修者は原則として,上勝に宿泊する(宿泊費,交通費は実費) ※宿泊と交流会の申込については, 連絡先に記載している「宿泊・交流会に関する問合せ」先, 地域創生センター玉有に問合せください.
注意
集中講義方式で実施する.日程等が決定したら掲示およびHPにて公表するので注意すること. <<参考;平成22年度ビジネスモデル特論>>「上勝学舎」「常三島キャンパス」での集中講義方式で実施する.eラーニング(サイバー教室)も併用する. ○集中講義-1(地域再生ビジネスモデル)上勝学舎地域再生講座を受講 * 11月27日(土)∼11月28日(日) 上勝学舎(第1回∼第12回) ○集中講義-2(ICTビジネスモデル) * 12月21日(火) 常三島キャンパス(第13回∼第15回) ○交流会 * 11月27日(土)20:15-21:45月ケ谷温泉にて交流会を行う. 参加自由(参加費3,000円)
目標
1. | 本授業では,現在求められている地域再生の観点から,ビジネス力の他に,戦略力,自然力,人間力,協働連携力,ICT力を重視する. |
2. | すべてを育成することを目標とはしないが,各個人が有する力を自ら把握し,協働する場を提供することで,総合力としての育成を目指す. |
計画
1. | ガイダンス:吉田敦也(徳島大学教授) |
2. | 地域再生と行政-真・善・美の追求-:笠松和市(上勝町長) |
3. | 地域再生資源としての棚田と活用:谷崎勝祥(樫原の棚田村会長),坂本真理子((有)環境とまちづくり) |
4. | 〃 |
5. | 遊休農地等を活用した集落居住促進ビジネス展開:佐藤幸好(徳島県建築士会・会長) |
6. | ヘクタール当たり1000万円稼ぐ奇跡,千葉県大山千枚田:石田三示(衆議院議員,大山千枚田保存会・前事務局長) |
7. | 地域再生につながる棚田オーナー制とワーキングホリデイ:澤田俊明(徳島大学客員教授) |
8. | 市民による棚田酒づくり,90アールの遊休農地を復田:おでんでん・事務局長(要交渉),田代優秋(徳島大学学術研究員) |
9. | 儲かる仕掛けのつくり方:横石知二(㈱いろどり代表取締役社長) |
10. | 重要文化的景観「樫原の棚田」の景観価値:平井松午(徳島大学教授) |
11. | -学びは効果をもたらしたか?!-地域再生・中山間ビジネス創出ワークショップ:山中英生(徳島大学教授) |
12. | 〃 |
13. | ICT演習:吉田敦也(徳島大学教授),玉有朋子(徳島大学助教) |
14. | 〃 |
15. | 〃 |
評価
授業中の発言(20%),グループワーク•期末レポート(合計80%)で評価する.
対象学生
博士前期課程に在籍する全学生のうち,「ニュービジネス概論」,もしくは「ニュービジネス特論」の単位を修得ずみの者を対象学生とする.集中的な学習を行うために,受講者数の制限を行う(20∼25名を上限とする予定).受講者多数の場合は何らかの手段で選抜を行う.
教科書
適宜配付する.尚,教材費として3,000円徴収する.
参考資料
授業中に数冊紹介する予定.
連絡先
- オフィスアワー: 年度ごとに学科の掲示板を参照のこと
備考
1. | 宿泊・交流会に関する問合せ:地域創生センター玉有(088-656-7684, kamikatsu-school@cr.tokushima-u.ac.jp) |
2. | http://www.cr.tokushima-u.ac.jp/kamikatsu/article/0018658.html →上勝学舎ホームページ |