2011年度 保健科学教育部 保健学専攻 看護学領域 博士後期課程 生涯健康支援学領域

成育医療学特講

准教授・前田 和寿, 教授・山内 あい子, 教授・二宮 恒夫, 教授・安井 敏之, 教授・友竹 正人

目的

子どもの虐待を理解し,その発症予防や親への支援のための知識を修得する(二宮).こころの病気を理解し,心理的なケアや支援の方法に関する知識を習得すること(友竹).

概要

子どもの虐待について,後遺症としての重篤なこころの発達の歪み,継続的家族支援の困難性などを教授し,予防の重要性を述べる(二宮).こころの病気に関する知識と治療やケアの実際について教授する(友竹).

キーワード

子どもの虐待(二宮)

目標

1.子どもの虐待のこころの発達への後遺症を理解し,改善するための心理療法を理解する.また,親に対する適切な支援,ならびに家族の再統合に向けた支援方法を理解する(二宮).
2.こころの病気について適切に理解し,その対応方針を考えることができるようになること(友竹).

計画

1.子どもの虐待の生涯にわたるこころの発達への影響(二宮)
2.虐待後遺症の心理療法(二宮)
3.親とその家族への対応(二宮)
4.虐待への社会的支援体制の現状と課題(二宮)
5.教育,保健,福祉機関との連携支援のあり方(二宮)
6.虐待の1次予防体制の強化と充実(二宮)

評価

小テストにて評価する(二宮).授業での議論内容を中心に総合的に評価する(友竹).

教科書

適時プリントにて教授する(二宮).

参考資料

研究室の虐待に関する図書,学会雑誌を参考にしてほしい(二宮).

連絡先

ninomiya@medsci.tokushima-u.ac.jp
オフィスアワー: 二宮教員研究室(保健学科3階),昼食時あるいは17時∼18時
(友竹の連絡先)tomotake@medsci.tokushima-u.ac.jp