2011年度 薬学部 薬学科 学士課程 薬学科 — [必修] 5年(通年)

医療薬学・薬局実務実習

Pharmacy Practice · Community Pharmacy

形態

実習

目的

薬局の社会的役割と責任を理解し, 地域医療に参画できるようになるために, 保険調剤, 医薬品などの供給・管理, 情報提供, 健康相談, 医療機関や地域との関わりについての基本的な知識, 技能, 態度を修得する.

概要

実習の場を地域保険薬局に移し, 実際に地域保険薬局における薬剤師業務を体験する. 患者や顧客への対応, 医療機関との連携を通して医薬分業の意義を再確認し, 保険医療のみならず, セルフメディケーション, 地域福祉, 地域保健など地域において薬剤師が果たすべき役割について考える.

カリキュラム関連

実務実習モデル・コアカリキュラム(Ⅲ)に相当

注意

者と接する医療の現場であることを常に意識し, 薬剤師を志す実習生であることを自覚して, 身なりを正し, 挨拶や言葉使いに気を配り, 衛生面での安全性配慮や実習施設での機器や物品, 情報などの取り扱いに際しては実習指導者の指導のもと細心の注意を払いながら, 積極的に実習に参加してほしい.

目標

1.薬局アイテムと管理
  1. 薬局のアイテムの流れ
  2. 薬局製剤
  3. 薬局アイテムの管理と保存
  4. 特別な配慮を要する医薬品
2.情報のアクセスと活用
  1. 薬剤師の心構え
  2. 情報の入手と加工
  3. 情報の提供
3.薬局調剤を実践する
  1. 保険調剤業務の全体の流れ
  2. 処方せんの受付
  3. 処方せんの鑑査と疑義照会
  4. 計数・計量調剤
  5. 計数・計量調剤の鑑査
  6. 服薬指導の基礎
  7. 服薬指導入門実習
  8. 服薬指導実践実習
  9. 調剤録と処方せんの保存・管理
  10. 調剤報酬
  11. 安全対策
4.薬局カウンターで学ぶ
  1. 患者・顧客との接遇
  2. 一般用医薬品・医療機器・健康食品
  3. カウンター実習
5.地域で活躍する薬剤師
  1. 在宅医療
  2. 地域医療・地域福祉
  3. 災害時医療と薬剤師
  4. 地域保健
  5. 地域対策実習
6.薬局業務を総合的に学ぶ
  1. 薬局実務実習で学んだことを総合的に演習する.

計画

1.上記到達目標に従い見学, 説明, 実習, 演習, 討議形式で薬局実務実習を 進める.

評価

原則として, 実習中の欠席, 遅刻, 早退を認めない(やむを得ない場合は, 実習指導責任者に必ず連絡すること). 実習態度全般, 理解度などに対する指導薬剤師の評価を参考にし,総合評価する.

再評価

認めない

教科書

徳島大学薬学部薬局実務実習テキスト(徳島大学薬学部臨床薬学実務教育室編)

病院・薬局実務実習 (I, II) (東京化学同人)

連絡先

(研究室)薬物治療学 医薬品情報学 神経病態解析学Eメールアドレス)臨床薬学実務教育室・東満美:azuma@ph.tokushima-u.ac.jp(オフィスアワー:上記アドレス宛Eメール, 面談を希望する医療系教員または所属する研究室の教員に直接連絡し, 時間調整の上面談して下さい.)
オフィスアワー: 面談を希望する医療薬学系教員あるいは所属する研究室の指導教員に直接連絡し,時間調節の上面談して下さい.