2011年度 薬学部 創製薬科学科 学士課程 創製薬科学科 — [必修] 3年(後期)

医薬品化学2

Medicinal Chemistry 2

教授・宍戸 宏造

1単位

形態

講義

目的

医薬品開発における各学問分野の重要性を理解させるとともに,医薬品開発に参画できる素養の修得を目指す.

概要

実際に上梓されている医薬品を例に,その開発に至る経緯を有機合成化学的側面から概説する.

カリキュラム関連

薬学モデル・コアカリキュラムC-17-(2) を参考に有機化学的観点から医薬品化学について概説

注意

合成医薬品開発の背景と合成法について概説する.

目標

1.重要な医薬品の開発と合成法
  1. 抗インフルエンザ薬タミフルの合成について概説できる.
2.市販医薬品の合成法
  1. 市販医薬品の合成法について概説できる

計画

1.イントロダクション
2.医薬品と合成化学
3.タミフルについて-1(発見,活性発現機構)
4.タミフルについて-2(発見,活性活性発現機構)
5.全合成-1(実験室合成:計画と戦略1)
6.全合成-2(実験室合成:計画と戦略2)
7.全合成-3(実験室合成1)
8.全合成-4(実験室合成2)
9.中間テスト
10.医薬品の有機合成・概念1(外部講師:富岡清教授)
11.医薬品の有機合成・概念2(:富岡清教授)
12.タミフルのプロセス合成1
13.タミフルのプロセス合成2
14.タミフルのプロセス合成3
15.タミフルの合成に関するまとめ

評価

試験(中間試験と定期試験)の結果及び外部講師講義のレポート評価を加味して総合的に評価する

再評価

実施する

教科書

「創薬化学」東京化学同人
参考書:「トップドラッグ」化学同人

連絡先

(研究室)医薬創製センター4階,有機合成薬学(宍戸)
(Eメールアドレス)shishido@ph.tokushima-u.ac.jp(宍戸)
オフィスアワー: いつでも結構です.