2011年度 薬学部 薬学科 学士課程 薬学科 — [必修] 1年(後期)

2011年度 薬学部 創製薬科学科 学士課程 創製薬科学科 — [必修] 1年(後期)

基礎有機化学2

Basic Organic Chemistry II

教授・大髙 章

1単位

形態

講義

目的

脂肪族および芳香族炭化水素の性質を理解するために,それぞれの基本構造,物理的性質,反応性に関する基本的知識を習得する.

概要

有機化合物(脂肪族,芳香族化合物)の性質(物理的性質,化学的性質)をその構造的側面より教授する.

カリキュラム関連

薬学モデル・コアカリキュラムC-4-(2) に相当

注意

総合科学である薬学における共通言語としての有機化学は,薬学における最も基本となる学問です.有機化学を通じて,物質的側面から論理的に生命を眺める感性を有することは薬学部生の大変な強みです.有機化学的事象は,原理・原則に基づき成立します.有機化学的事象の統合からなる生体系も必ず有機化学をBaseに理解できるはずです.

目標

1.非局在化したパイ電子系
  1. 非局在化したパイ電子系の安定性,反応性について概説できる
2.芳香族化合物の反応性
  1. 芳香族化合物の物性と反応性を説明できる.
  2. 芳香族性の概念を説明できる.
  3. 芳香族求電子置換反応の機構,反応性,配向性について説明できる.
  4. 芳香族化合物の代表的な求核置換反応について説明できる.

計画

1.非局在化したパイ電子系(1)
2.非局在化したパイ電子系(2)
3.非局在化したパイ電子系(3)
4.非局在化したパイ電子系(4)
5.熱力学支配と速度論支配(1)
6.熱力学的支配と速度論的支配(2)
7.芳香族化合物の構造と性質(1)
8.芳香族化合物の構造と性質(2)
9.芳香族求電子置換反応(1)
10.芳香族求電子置換反応(2)
11.芳香族求電子置換反応(3)
12.芳香族求電子置換反応(4)
13.芳香族求核置換反応(1)
14.芳香族求核置換反応(2)
15.総復習
16.定期試験

評価

試験で評価する

再評価

実施する

教科書

ボルハルト・ショアー 第4版「現代有機化学」上,下巻,化学同人

連絡先

(研究室)本館6階,機能分子合成薬学分野(大高)
(Eメールアドレス) aotaka@ph.tokushima-u.ac.jp(大高)
オフィスアワー: いつでも結構です.