2011年度 薬学部 薬学科 学士課程 薬学科 — [選択] 4年(前期)

統合医療

Integrative Medicine

教授・高石 喜久, 准教授・柏田 良樹

1単位

形態

講義

目的

代替医療,即ち,現代西洋医学領域において,科学的未検証および臨床未応用の医学・医療体系のうち,科学的検証がなされた領域について概説し,西洋医学と代替医学の合わされた統合医療の意義について学ぶ.

概要

統合医療を理解するために,代替医学の科学的検証を理解し,西洋医学と合わさった統合医療の意義について学ぶ.

カリキュラム関連

薬学モデル・コアカリキュラム範囲外

注意

西洋医学から生まれた数々の治療薬で充分な治癒が期待できない難病の治療をどうするかが問題になっている.世界中の各地において,それぞれの伝統医療が存在するが,科学的未検証のものが殆どである.これらを科学的に検証し,分子病理機構を理解すると共に,新たな治療薬による治療法の確立を考えることは重要である.

目標

1.代替医療について説明できる.
2.統合医療について説明できる.
3.機能性食品について説明できる.
4.健康食品について説明できる.
5.医療現場で使用される漢方医学について説明できる.

計画

1.授業ガイダンス及び統合医療総論
2.代替医療とは何か
3.代替医療の現状
4.さまざまな代替医療
5.代替医療の利用に関して
6.機能性食品各論,その1
7.機能性食品各論,その2
8.医療の現場における漢方薬,その1 (清水 寛)
9.医療の現場における漢方薬,その2 (清水 寛)
10.医療の現場における漢方薬,その3 (清水 寛)
11.医療の現場における漢方薬,その4 (清水 寛)
12.医療の現場における漢方薬,その5 (清水 寛)
13.ハーブ,サプリメントについて,その1
14.ハーブ,サプリメントについて,その2
15.総復習,質疑応答
16.定期試験

評価

試験,レポートにより評価する.

再評価

実施しない.

教科書

薬学生のための薬用植物学・生薬学テキスト(廣川書店)

薬学生のための天然物化学テキスト(廣川書店)

プリント,資料など

連絡先

(研究室)生薬学教室・薬学部本館5階東
(Eメールアドレス)takaisi@ph.tokushima-u.ac.jp,kasiwada@ph.tokushima-u.ac.jp
オフィスアワー: 随時