2011年度 歯学部 口腔保健学科 学士課程 — [必修] 3年(後期), 4年(前期)

基礎看護学

教授・伊賀 弘起, 教授・多田 敏子, 教授・關戸 啓子, 教授・谷岡 哲也

1単位

形態

講義

一般目標

看護学を始めて学ぶ人にとって,ガイダンスとなる科目であり,学習を通して看護学に対する興味や関心を高めることをめざす.

授業概要

看護の根底にある考え方,どのような人にまたどのような場において看護が必要とされるのか,看護をするものに求められる倫理観や人間観について学習する.

キーワード

看護者,人間,健康,ケアリング

授業方法

講義形式(教科書を中心に講義を進める.必要に応じて,プリントを配布する)

授業場所

木曜1時限目,5時限目 医学部保健学科大講義室

注意事項

試験は学生便覧の歯学部規則を満たしている者に対して行う.抽象的な内容なので,参考図書を読むなど,主体的に参加すること.グループワークでは積極的に参加すること.

行動目標 (到達目標)

1.看護の理念を理解する.
2.看護実践の理論的な基盤を理解する.
3.看護者に必要な態度を理解する.
4.専門職としての看護について理解する.
5.異職種間協働ついて理解する.

授業計画

大項目中項目内容担当到達目標
1.看護の理論看護の概念
看護学教育の理念およびカリキュラムの考え方
多田1,2
2. 〃 〃
看護学を学ぶことの意味
3. 〃看護の原点と役割
看護の原点とケアリング(1)
2,3
4. 〃 〃
看護の原点とケアリング(2)
5. 〃 〃
看護の原点とケアリング(3)
6. 〃 〃
職業としての看護
7.看護の実践看護制度と看護活動
専門職としての看護師(1)
關戸4
8. 〃 〃
専門職としての看護師(2)
9. 〃 〃
実践科学としての看護
谷岡
10. 〃 〃
看護実践のための教育の準備
11. 〃 〃
専門職としての看護組織
12. 〃 〃
看護実践のための基準と看護サービスに対する評価
13-15.総括チームアプローチ等
多職種連携教育(IPE),専門職間協働(IPW)
伊賀5

成績評価の方法

講義への出席(10%),6回目の授業の終了時点でケアリングのレポート(40%)を課す.また定期テスト(50%)などによって総合的に行う.*遅刻および欠席などは減点の対象となる.

教科書,参考書

ケアリングとしての看護,新しい実践のためのモデル Anne Boykin, Savina O. Schoenhofer 共著,多田敏子・谷岡哲也監訳,西日本法規出版,2005年3月

看護学概論 川村佐和子ほか編, メディカ出版,2004年3月

参考資料

ケアの本質(ゆみる出版)

連絡先

伊賀(口腔保健学科・教授室, 088-633-7963, iga@dent.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 月~金:17:00~18:00
多田(保健学科棟3階, 088-633-9033, tada@medsci.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 火曜日16:00-18:00
關戸(088-633-9035, sekido@medsci.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 水~金:18:00~19:00
谷岡(088-633-9021, tanioka@medsci.tokushima-u.ac(no-spam).jp)

備考

奇数回:木曜1時限目 偶数回:木曜5時限目