2011年度 歯学部 口腔保健学科 学士課程 — [選択] 3年(前期, 集中), 4年(前期)

社会福祉援助技術演習

教授・羽田 勝, 助教・竹内 祐子, 非常勤講師・大下 直樹, 非常勤講師・山下 夏樹

4単位

形態

演習

一般目標

ロールプレイング等を中心とする演習形態により,専門援助技術を習得することを目的とする.特に学生が自分自身で学習し,考え主体的に行動する態度を滋養し,この演習を通して,他の機関や他職種との連携方法や注意点について理解する.

授業概要

社会福祉援助技術(ソーシャルワーク)の基本的な方法について,事例を通して教授する.また社会福祉の専門的な援助技術について,演習を実施しながら展開場面ごとに指導する.

授業方法

演習形式(視聴覚教材,プリントを適宜用いる)

授業場所

共通講義室

注意事項

社会福祉援助技術演習の授業では授業計画の「内容」の欄に各講義事項のキーワードを掲載している. ①受講者は各回のキーワードについて事前に予習して理解した内容を簡潔に纏めること. ②受講者は毎回受講後に学習成果を基にキーワードについて再度内容を簡潔に纏めること. また予習時の内容と復習時の内容を比較して学習成果を確認すること. ③試験は全講義数の2/3以上の出席を満たしている者に対して行う. ④予習,復習をすることが出席評価に含まれる.

行動目標 (到達目標)

1.ワークをとおし自己覚知・価値観・他者理解・コミュニケーションなとの人間関係に必要な基盤形成 を行う.
2.ソーシャルワーク実践の展開過程を理解する.
3.社会福祉の援助場面における実践的な方法と技術を身につける.
4.演習事例を通して,利用者への倫理的配慮(守秘義務・人権の尊重・権利擁護)を身につける.
5.ソーシャルワーカーとして,他の機関や他職種との連携方法について説明できる.
6.視聴覚教材よりソーシャルワーカーの役割を学ぶ.

授業計画

大項目中項目内容担当到達目標
1-2.社会福祉援助技術演習課題演習
ジェノマグラムの理解と作成
大下3
3-4. 〃 〃
エコマップの理解と作成
5-6. 〃 〃
面接の位置と距離(一対一面接,一対二面接)
7-8. 〃 〃
自己理解(演習「私は⋯」,演習「私の人生曲線」)
1
9-10. 〃 〃
自他の価値観(演習「2つの物語」,演習「大切なものの競売」)
11-12. 〃 〃
面接の課程と対応(演習「面接プログラム学習」)
2,3
13-14. 〃 〃
利用者の立場と理解(演習「利用者になるってどんなこと?」)
1,3,4
15-16. 〃 〃
ソーシャルワークの理解(演習「ソーシャルワークってどんな色? どんな物?」)
3
17-30. 〃 〃
事例に基づいたソーシャルワーク演習(インテーク面接からプランニングまで)
1~5
31-35.夏期集中講義個人ワーク,グループワーク,視聴覚教育等
夏期集中講義,オリエンテーション
(グループワーク)ニーズを理解する
(講義)ニーズ論
(グループワーク)「うそ? ほんと?」
(グループワーク)ビネットを使った事例研究
竹内1,2,3,4,5
36-40. 〃 〃
(グループワーク)社会連関図を使った事例研究
(個人ワーク)社会連関図のキーワードから統計資料調べ
(グループワーク)テーマ別統計資料全体発表
2,3,4,5
41-45. 〃 〃
(グループワーク)トランスフォール
(個人ワーク)ハイブリッドライフイベント表作成・社会との関わりを知る・私の対人関係地図作成
(グループワーク)ジェノグラムを使った事例研究
1,2,3,4,5
46-50. 〃 〃
視聴覚教材から学ぶソーシャルワークの理解
(グループワーク)逐語記録を使った事例研究
2,3,4,5,6
51-55. 〃 〃
物語から学ぶソーシャルワーク
役割を理解する活動
ラベル討論会
1,6
56-60. 〃 〃
(個人ワーク)「とらえ方」と「かかわり方」
(グループワーク)利用者のニーズに気づく
2,3,4,5
61-65. 〃 〃
(グループワーク)平和中学校
(グループワーク)HIV患者の事例研究とエコマップ・ジェノグラム作成
1,2,3,4,5
66-70. 〃 〃
(グループワーク)「おもしろレジャーランド」
(グループワーク)自立支援・生活保護に関する自立支援
71-75. 〃 〃
視聴覚教材を使ったソーシャルワークの理解
(グループワーク)「あるひのわたし」「おめでとう!」「タイムマシン法」
76-78.社会福祉技術演習オリエンテーション
対人福祉援助と対人援助
山下1
79-81. 〃自己覚知
援助の視点
82-84. 〃事例検討
高齢者①
2 3 4 5
85-87. 〃 〃
高齢者②
88-90. 〃 事例研究
高齢者③
91-93. 〃記録法
インテーク・アセスメント
2 3 4
94-96. 〃事例検討
障害者①
2 3 4 5
97-99. 〃 〃
障害者②
100-102. 〃 〃
障害者③
103-105. 〃記録法
プランニング・モニタリング
1 2 3 4 5
106-108. 〃事例検討
難病①
2 3 4 5
109-111. 〃 〃
難病②
112-114. 〃 〃
難病③
115-117. 〃記録法
経過・要約
2 3 4
118-120. 〃まとめ
ふりかえり
1 2 3 4 5

成績評価の方法

授業への出席状況,態度およびレポートにより総合的に評価する.評価は100点満点で60点以上を合格とする.

再試験

行わない.

連絡先

羽田(0886622684, hada@dent.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 月∼金17:00∼18:00
竹内(yu-take@dent.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 月∼金17:00∼18:00
大下(連絡先未登録)
山下(連絡先未登録)