予防歯科学 実習
Hygiene/Public Health
形態
実習
授業目的
衛生学・予防歯科学の講義で習得した知識について十分理解を深めるとともに,問題解決に必要な態度と能力を養う.
授業概要
下記に示す基礎実習,示説演習,見学などを行い,衛生学・予防歯科学の素養を習得するとともに,環境衛生や公衆歯科衛生についても基本的な技術を身につける.
授業テーマ
口腔の健康の保持増進と口腔疾患の予防を実践するための知識と技術の統合
授業方法
基礎実習,演習,歯ブラシ工場見学
授業場所
第1または第2実習室
到達目標(<>はコアカリ対応)
1. | 環境による健康への影響を説明できる. | <C-2-3)-①> |
2. | 環境基準と環境汚染を説明できる. | <C-2-3)-②> |
3. | う蝕予防におけるフッ化物の応用方法を説明できる. | <C-3-2)-②> |
4. | 口腔疾患の疫学的指標を説明できる | <C-4-1)-③> |
5. | 口腔の健康度やリスクを評価し,対象者に説明できる. | <F-1-6)-(2)-①> |
6. | 適切な口腔清掃法を指導できる. | <F-1-6)-(2)-③> |
7. | 唾液の性状と役割を説明できる. | <F-2-2)-④> |
8. | 口腔細菌,歯垢および歯石について説明できる. | <F-3-2)-⑤> |
9. | う蝕の症状と診断を説明できる. | <F-3-3)-(1)-①> |
10. | う蝕の予防と治療の方法を説明できる. | <F-3-3)-(1)-②> |
11. | 歯周疾患の症状を説明できる. | <F-3-3)-(3)-①> |
12. | 歯周疾患の診断と治療方針を説明できる. | <F-3-3)-(3)-②> |
授業計画
回 | 大項目 | 中項目 | 内容 | 担当 | 到達目標 |
---|---|---|---|---|---|
1. | 環境保健 | 環境測定 | 気温,気湿,カタ冷却力,気動,輻射熱,感覚温度,不快指数,騒音,空気中のCO2,COの測定, 飲料水の理化学的試験(pH,フッ素イオン,硬度,残留塩素の測定など) | 伊藤,片岡,福井 | 1,2 |
2. | 口腔健康管理 | う蝕・歯周病のリスク診断 | Lactobacillus viable count,唾液の緩衝能測定,その他市販のう蝕活動性試験,唾液鮮血試験などの歯周病スクリーニングテスト | 〃 | 5,7,8 |
3. | 〃 | 歯科集団検診 | 口腔診査(う蝕,歯周病など) | 〃 | 9,10,11,12 |
4. | 〃 | 口腔保健指導 | TBIの相互実習,フッ化物洗口,高齢者口腔ケア予備実習 | 〃 | 3,6,10,12 |
5. | 〃 | 栄養調査法 | 食物摂取頻度調査による栄養調査法,24時間思い出し法による栄養調査法 | 酒井,福井 | |
6. | 〃 | 歯ブラシ工場見学 | 歯ブラシの製造工程を見学 | 伊藤,片岡,福井 | 6 |
7. | 疫学と衛生統計 | 歯科疾患に関する指標の測定 | DMF, PMA index, CPITN,OHI, O'LearyのPlaque Control Record | 福井,片岡 | 4,5 |
8. | 〃 | 衛生統計演習 | 上記実習で得られたデータの集計及び統計処理 | 伊藤,片岡,福井 | 4 |
成績評価の方法
全回出席を原則とする.実習態度,実習の技術的評価と到達度,レポートによる実習の理解度などから総合的に評定する.
再試験
行わない.
教科書,プリント,参考書
実習帳を配布する.できるだけ多くの関連書ならびに雑誌を参考にするとよい.
WEBページ
連絡先
伊藤(088-633-7336, itohiro@dent.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: (月・水・金16:00∼17:00/5F 予防歯学・教授室)
片岡(予防歯学, 088-633-7337, kataoka@dent.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: (月∼木16:00∼17:00/5F 予防歯学・第1研究室)
福井(088-633-7337, fmakoto@dent.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: (月∼金17:00∼18:00/5F 予防歯学・第1研究室)