2011年度 歯学部 歯学科 学士課程 — 1年(前期)

口腔と健康

Oral function for health

形態

講義

授業目的

1)歯科医学・歯科医療とは何か,2)診療各科の現状と将来展望等について臨床各研究室(部)教授等により教授する.歯科医学・歯科医療を,「人間学」として広い視野で,疾病医療と保健医療の両面からとらえることができるようになることを目標とする.

授業概要

「健康」とは何か?世界保健機構(WHO)の定義の問題点を検討し健康について考えてみる.<br>また,現在の歯科医療を紹介しながら健康における口腔機能の役割を検討する.「食べること」「会話を通して人とコミュニケションをとること」などが人間の尊厳を保つ上で大きな役割を担っていることから生活の質(QOL)を豊かにする上での口腔機能の重要性を理解する.さらに先端的歯科医療の現状と将来の歯科医療についても紹介する.

授業方法

講義

授業場所

金曜2時限 第1講義室

注意事項

試験は学生便覧の歯学部規則を満たしている者に対して行う.

授業計画

項目担当
1.口の働きと健康徳島大学病院副病院長
2.口腔疾患の予防と全身の健康の保持・増進予防歯科学担当教授
3.内因性感染症としての齲蝕-そのとらえ方と治療法-歯科保存学第一担当教授
4.歯周病のはなし歯科保存学第二担当教授
5.義歯からインプラントへ,噛むことからしゃべることへ歯科補綴学第一担当教授
6.歯科補綴の概説,CrBrに関する歯学史歯科補綴学第二担当教授
7.口腔内科疾患について口腔外科学第一(口腔内科)担当教授
8.口腔外科疾患について口腔外科学第二(口腔外科)担当教授
9.不正咬合と矯正治療歯科矯正学担当教授
10.健康児,障害児および有病児の歯科医学,歯科医療小児歯科学担当教授
11.歯科における画像診断歯科放射線学担当教授
12-13.歯科治療における麻酔の役割歯科麻酔学担当教授
14-15.顎顔面領域の補綴治療総合診療歯科学担当教授

成績評価の方法

評価は出席状況と筆記試験の結果によって評価する.試験は,100点満点で60点以上のものを合格とする.

再試験

行う.

教科書,プリント,参考書

教科書は使用しない.随時プリントを配布する.随時スライドを使用する.