2011年度 歯学部 歯学科 学士課程 — 3年(後期)

薬理学C・D 講義

Pharmacology

教授・吉本 勝彦, 准教授・石川 康子, 助教・水澤 典子, 助教・岩田 武男, 教授・福井 裕行, 教授・玉置 俊晃, 教授・中屋 豊, 非常勤講師・板東 浩, 非常勤講師・桒島 正道

2単位

形態

講義

授業目的

薬物および生理活性物質の作用の基本的メカニズムを理解し,疾患の治療や予防に適する薬物を選択する能力を身につける.

授業概要

薬物と生体の相互作用の結果おこる現象や作用機序について,個体レベル,細胞レベルおよび分子レベルで学ぶ.

授業テーマ

薬物の作用および薬物と生体の相互作用を生理学的・生化学的基礎から理解する.

授業方法

講義(プリント, スライド)

授業場所

第1講義室

注意事項


・受講者は毎回の講義において,予習・復習の内容を予習・復習帳にまとめること.
・予習・復習帳の提出を求めることがある.
・試験は全講義数の2/3以上の出席を満たしている者に対して行う.

到達目標(<>はコアカリ対応)

1.利尿薬・輸液について説明できる.<D-5-(2)-3)>
2.血液疾患治療薬について説明できる.<D-5-(2)-3)>
3.呼吸器病治療薬について説明できる.<D-5-(2)-3)>
4.消化器病治療薬について説明できる.<D-5-(2)-3)>
5.平滑筋に作用する薬物について説明できる.<D-5-(2)-3)>
6.内分泌疾患治療薬について説明できる.<D-5-(2)-3)>
7.ビタミンの作用,静脈栄養・経腸栄養について説明できる.<D-5-(2)-3)>
8.糖尿病,脂質異常症,痛風治療薬の種類と作用メカニズムを説明できる.<D-5-(2)-3)>
9.局所麻酔薬の種類と作用メカニズムを説明できる.<D-5-(2)-3)>
10.鎮痛薬・解熱鎮痛薬の種類と作用メカニズムを説明できる.<D-5-(2)-3)>
11.抗炎症薬について説明できる.<D-5-(2)-3)>
12.防腐薬・消毒薬の種類と作用メカニズムを説明できる.<D-5-(2)-3)>
13.腐蝕薬と収斂薬の種類と作用メカニズムを説明できる.<D-5-(2)-3)>
14.抗感染症薬について説明できる.<D-5-(2)-3)>
15.免疫調節薬について説明できる.<D-5-(2)-3)>
16.抗悪性腫瘍薬について説明できる.<D-5-(2)-3)>
17.中毒治療薬について説明できる.<D-5-(2)-3)>
18.口腔疾患に用いられる薬物の種類と作用メカニズムを説明できる.<D-5-(2)-3)>
19.漢方薬の特徴を説明できる.<D-5-(2)-3)>

授業計画

大項目中項目内容担当到達目標
1-2.薬理学各論体液平衡作用薬
腎臓の機能,利尿薬
玉置1
3. 〃血液系作用薬
抗凝血薬,貧血に用いられる薬物,抗血小板薬
吉本2
4. 〃呼吸器系作用薬
呼吸興奮薬,鎮咳薬,去痰薬,抗喘息薬
3
5. 〃消化器系作用薬
消化管・肝・膵疾患治療薬
石川4
6. 〃平滑筋作用薬
収縮薬,弛緩薬
5
7-8. 〃内分泌系作用薬
ホルモンおよび拮抗薬
吉本6
9-10. 〃代謝系作用薬
糖尿病・脂質異常症・痛風・肥満治療薬
吉本
桑島
8
11-12. 〃ビタミン・栄養, 輸液
ビタミン薬,静脈栄養,経腸栄養,輸液
水澤1, 7
13-14.歯科薬理学各論局所麻酔薬
コカイン,合成局所麻酔薬
石川9
15-16. 〃麻薬性鎮痛薬
モルヒネ関連の鎮痛薬,拮抗薬
10
17. 〃解熱鎮痛薬
非ピリン系・ピリン系薬
18-19. 〃抗炎症薬
ステロイド系抗炎症薬,非ステロイド系抗炎症薬
吉本11
20. 〃防腐薬
防腐,消毒
石川12
21. 〃腐蝕薬と収斂薬
腐蝕,収斂
13
22-24. 〃抗感染症薬
抗菌薬,抗ウイルス薬,抗真菌薬,抗結核薬,抗原虫薬
吉本14
25. 〃免疫系作用薬
免疫刺激薬,免疫抑制薬,抗アレルギー薬
15
26-27. 〃抗悪性腫瘍薬
抗腫瘍薬,分子標的治療薬
石川16
28. 〃中毒と薬
中毒,解毒薬
吉本17
29. 〃口腔疾患治療薬,漢方薬
歯内療法薬,歯周疾患治療薬,口腔粘膜治療薬,漢方医学,漢方薬の特徴
18, 19
30. 〃口腔機能作用薬
唾液腺・味覚・骨に作用する薬
石川18

成績評価の方法

評価は筆記試験により行う.試験は3年次後期試験期間中に実施する.100点満点で60点以上のものを合格とする.

再試験

行う.

教科書,プリント,参考書

プリント:必要に応じてプリントを配付する.

参考書:歯科薬理学,第5版,2005年(医歯薬出版)

参考書:現代歯科薬理学,第4版,2005年(医歯薬出版)

参考書:New 薬理学,第5版,2007年(南江堂)

参考書:臨床薬理学,第2版,2003年(医学書院)

参考書:カラー図解 これならわかる薬理学,2006年(メディカル・サイエンス・インターナショナル)

参考書:イラストレイテッド薬理学,原書4版,2009年(九善)

連絡先

吉本(088-633-9123, yoshimot@dent.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: (月∼金 16:00-18:00/5F 分子薬理学・教授室)
石川(088-633-7332, isikawa@dent.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: (月∼金 16:00-18:00/5F 分子薬理学・准教授室)
水澤(分子薬理学, 088-633-9137, mizusawa@dent.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: (月∼金 16:00-18:00/5F 分子薬理学・第4研究室)
岩田(088-633-9137, iwatakeo@dent.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: (月∼金 16:00-18:00/5F 分子薬理学・第4研究室)