2011年度 医学部 栄養学科 学士課程 栄養学科 — [必修]

保健医療福祉学

Guidance for Health Care

教授・關戸 啓子

2単位

目的

国民の平均寿命は,医学や医療技術の進歩,栄養・食生活の改善等の成果もあって世界のトップクラスとなった.しかし,その裏側では,生活習慣病といわれる循環器疾患,癌,糖尿病等が増加し,中高年層はいうに及ばず,若年層にも暗影を投げかけている.また,高齢化による介護の問題も生じている.そこで,本講義では,現在までの保健医療福祉の歴史的経過を振り返ることによって,現在の日本における課題について学習する.さらに,その課題を踏まえて,国民の健康管理・対策,そして今後さらに重要となる高齢者へのケアについて理解する.

概要

講義の前半では,これまでの保健医療福祉のあゆみから現状を説明し,現在の課題について解説する.後半では,保健医療福祉の現状を事例も示しながら述べる.

キーワード

保健医療福祉,健康,疾病

注意

出席を重視します.

目標

1.保健医療福祉に関する現在までのあゆみについて説明できる.
2.保健医療福祉の現状が説明できる.
3.保健医療福祉に関する課題が説明できる.

計画

1.保健医療福祉をとりまく現在までの変化(1)
2.保健医療福祉をとりまく現在までの変化(2)
3.健康・疾病・障害(1)
4.健康・疾病・障害(2)
5.保健医療福祉の抱える課題(1)
6. 〃
7.前半のまとめと小テスト
8.保健医療福祉の現状:地域の健康管理
9.保健医療福祉の現状:学校の健康管理
10.保健医療福祉の現状:職場の健康管理
11.保健医療福祉の現状:ライフステージからみた健康管理
12.保健医療福祉の現状:介護について(1)
13.保健医療福祉の現状:介護について(2)
14.保健医療福祉の現状:高齢社会の課題
15.後半のまとめと小テスト
16.レポート課題作成

教科書

教科書は使用しない.

参考書:広井良典「医療学総論」金原出版

連絡先

關戸(088-633-9035, sekido@medsci.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 水・金曜日 18:00∼19:00