2011年度 医学部 保健学科 看護学専攻 学士課程 保健学科.看護学専攻 — [必修] 1年

看護技術Ⅰ

Nursing Skills

教授・川西 千恵美, 准教授・奥田 紀久子, 准教授・岩佐 幸恵, 助教・安原 由子

1単位

目的

対象者に必要な日常生活援助の基礎的知識や基本的技術·態度を習得することを目的とする.

概要

看護実践上の基本となる日常生活援助の基本技術·生活を支える技術について学び,学内実習を通して実践力を高める. 単なるテクニックを学ぶのではなく,対象者を想定して実施する.

キーワード

日常生活の援助,セルフケア,安全,安楽,経済性

注意

1)患者役,看護者役をとるときには,役割行動を徹底する. 2)学生同士愛称で呼ばない. 3)ベッドにもたれたり腰掛けたり,モノは置かない. 4)実習室内は飲食禁止.(食事介助は別) 5)実習への主体的参加 ネームプレート,ユニフォーム(ストッキング,下着)着用.自習のときもナースシューズ.ふさわしい髪形,装飾品はつけない.爪を切る. 秒つき時計,聴診器の持参,実習室に必要物品以外もちこまない.

目標

1.看護技術の特殊性について列挙できる.
2.環境調整に関する技術について説明し実施できる.
3.生命ならびに生活の過程を整える看護技術を理解する.
4.安全で安楽な援助ができる看護技術を実践できる.
5.対象者の健康時の状態に近づけるための援助の必要性を理解·実践できる.
6.科学的根拠にもとづいた看護が実践できる基礎的能力を養う.

計画

1.オリエンテーション/環境を整える技術
2.ボディーメカニクス
3. 〃
4.手洗い・ベッドメーキング
5.手洗い·ベッドメーキング
6. 〃
7.臥床患者のシーツ交換
8. 〃
9. 〃
10.観察と測定/罨法
11. 〃
12.観察と測定
13. 〃
14.体位・体位変換
15. 〃
16. 〃
17.移動·移送
18. 〃
19. 〃
20.寝衣交換
21. 〃
22.清拭
23. 〃
24. 〃
25.洗髪
26. 〃
27. 〃
28.足浴
29. 〃
30.食事の介助
31.実技試験・筆記試験

評価

実技テスト(50),筆記テスト (40),レポート(10) ,授業の参加態度や出席状況を加味する.

再評価

再試験(実技・筆記)あり

教科書

基礎看護技術,メディカ出版,2004

参考資料

村中陽子,玉木ミヨ子,川西千恵美編著:看護ケアの根拠と技術,医歯薬出版

川島みどり編:改訂版実践的看護マニュアル共通技術編,看護の科学社

山崎智子監修:明解看護学双書 基礎看護2,金芳堂

小松浩子他:看護実践の根拠を問う,南江堂

連絡先

川西(保健学科3階, 088-633-9047, ckawa@medsci.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 川西千恵美.水曜日17:00∼18:00
岩佐(03032, 088-633-9040, iwasa@medsci.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 水曜日16:00∼17:00
安原(088-633-7629, yasuhara@medsci.tokushima-u.ac(no-spam).jp)

備考

講義時間外においても実習室内で繰り返し練習すること