看護技術Ⅲ
Nursing Skills
目的
1)対象者に必要な日常生活援助の基礎的知識や基本的技術·態度を習得する.2) 対象者の治療や処置に伴なって実施する援助のために必要な看護の基礎的知識や基本的技術·態度を習得する.
概要
1)看護実践上の基本となる日常生活援助の基本技術·生活を支える技術について学び,学内実習を通して実践力を高める. 2)診療時の援助技術,治療,検査·与薬時の援助技術について学び,学内実習を通して実践力を高める. 単なるテクニックを学ぶのではなく,対象者を想定して実施する.
キーワード
日常生活の援助,セルフケア,安全,安楽,経済性,スタンダードプリコーション
注意
1)患者役,看護者役をとるときには,役割行動を徹底する. 2)学生同士愛称で呼ばない. 3)ベッドにもたれたり腰掛けたり,モノは置かない. 4)実習室内は飲食禁止.(食事介助は別) 5)実習への主体的参加 ネームプレート,ユニフォーム(ストッキング,下着)着用.自習のときもナースシューズ.ふさわしい髪形,装飾品はつけない.爪を切る. 秒つき時計,聴診器の持参,実習室に必要物品以外もちこまない.
目標
1. | 看護技術の特殊性について列挙できる. |
2. | 安全で安楽な援助ができる看護技術を実践できる. |
3. | 科学的根拠にもとづいた看護が実践できる基礎的能力を養う. |
4. | 与薬指示に関する必須要素について述べることができる |
5. | 薬物の作用の動態学的原則について説明できる. |
6. | 与薬管理をするための5つの"正しい"ことを列挙することができる. |
7. | 経口的,非経口的与薬法の手技について述べることができる. |
計画
1. | オリエンテーション |
2. | 死後の処置 |
3. | 救急法 |
4. | 〃 |
5. | 〃 |
6. | 包帯法 |
7. | 〃 |
8. | 〃 |
9. | 与薬の方法 |
10. | 〃 |
11. | 注射の準備 |
12. | 〃 |
13. | 筋肉注射/皮下注射 |
14. | 〃 |
15. | 〃 |
16. | 輸液療法 |
17. | 〃 |
18. | 点滴静脈注射(ミキシング含む) |
19. | 〃 |
20. | 〃 |
21. | 〃 |
22. | 〃 |
23. | 〃 |
24. | 点滴静脈注射(ピギーバッグ法) |
25. | 〃 |
26. | 〃 |
27. | 〃 |
28. | 〃 |
29. | 〃 |
30. | 輸血療法 |
評価
実技テスト(50),筆記テスト (40),レポート(10),授業の参加態度や出席状況を加味する.
再評価
再試験(実技・筆記)あり
教科書
基礎看護技術,メディカ出版,2004
参考資料
村中陽子,玉木ミヨ子,川西千恵美編著:看護ケアの根拠と技術,医歯薬出版
川島みどり編:改訂版実践的看護マニュアル共通技術編,看護の科学社
山崎智子監修:明解看護学双書 基礎看護2,金芳堂
小松浩子他:看護実践の根拠を問う,南江堂
川西千恵美他:エビデンスに基ずく注射の技術,中山書店
川西千恵美他:早分かり注射Do&Don'tノート,照林社
連絡先
- オフィスアワー: 川西千恵美.水曜日17:00∼18:00
- オフィスアワー: 水曜日16:00∼17:00
備考
講義時間外においても実習室内で繰り返し練習すること