診療画像学I実習
Practice in Technology of Clinical Imaging I
目的
X線撮影に関する基礎的な実習を主とする.X線の発生からX線写真の出来上がりまでの一連の流れの理解と臨床実習の効果を上げることを目的とする.
概要
X線の発生から現像,画像の判断までに使用する各種機器の基本的操作を実習し,X線画像成立までに存在する種々の問題,更に患者さんの撮影を行う際の留意点等,実際にX線撮影しX線画像を見なければ分からない点を実習を通して説明する.
目標
1. | 各機器の基本操作,各部位の撮影ポジショニングの習得 |
計画
1. | X線発生装置の操作及び理解 |
2. | 自動現像機の操作及び理解 |
3. | 暗室作業及びフィルムの取扱 |
4. | 濃度計の操作及び理解 |
5. | 蛍光量計の操作及び理解 |
6. | X線撮影に関する基礎的実習(ファントム撮影) |
7. | X線撮影に関する基礎的実習(特性曲線) |
8. | X線撮影に関する基礎的実習(濃度と蛍光量の関係) |
9. | X線撮影に関する基礎的実習(グリッドの特性) |
10. | X線撮影に関する基礎的実習(散乱線の含有率) |
11. | X線撮影に関する基礎的実習(散乱線の除去) |
12. | X線撮影に関する基礎的実習(ポジショニング 1) |
13. | X線撮影に関する基礎的実習(ポジショニング 2) |
14. | X線撮影に関する基礎的実習(ポジショニング 3) |
15. | X線撮影に関する基礎的実習(ポジショニング 4) |
評価
実習中の口頭試問,ポジショニング実技により評価する.
参考資料
田中 仁·山本千秋·齋藤 勲·山田勝彦:医用放射線技術実験 基礎編(共立出版)
山下一也·小川敬壽·巣組一男·齋藤裕久:放射線検査学 X線(通商産業研究社)
連絡先
井村(088-633-9053, imura@medsci.tokushima-u.ac(no-spam).jp)