2011年度 総合科学教育部 地域科学専攻 博士前期課程 環境共生分野 — [選択] 1年(後期)

環境影響評価特論演習

教授・小山 保夫

2単位

目的

学術論文解読と実験実施によって,専門的な環境影響評価に関する最新の知識を理解し,問題解決に活用できるようにする.

概要

化学物質の環境影響評価についての基幹知識を習熟する.また,化学物質の毒性評価を行い,論文(報告書)作成を行う.

キーワード

毒性影響評価

注意

なし.

目標

1.環境影響評価に関する知識を理解し,問題解決に活用できるようにする.
2.実験を行い,論文作成プロセスを体験する.

計画

1.環境汚染化学物質の環境影響評価に関する学術研究の現状
2.哺乳類動物を用いた毒性影響評価に関して(1)実験計画と手続き
3.哺乳類動物を用いた毒性影響評価に関して(2)実験
4.哺乳類動物を用いた影響評価の方法・種差による問題点について
5.哺乳類動物から摘出した臓器を用いたIn Vitro毒性影響評価と問題点について
6.哺乳類臓器から摘出した細胞を用いたIn Vitro毒性影響評価と問題点について
7.実験条件・手法による影響評価の限界と今後の展望について
8.体験実験:細胞レベルでの化学物質の毒性評価(1)細胞生存率
9.体験実験:細胞レベルでの化学物質の毒性評価(2)用量-反応
10.体験実験:細胞レベルでの化学物質の毒性評価(3)細胞死メカニズム解析1
11.体験実験:細胞レベルでの化学物質の毒性評価(4)細胞死メカニズム解析2
12.体験実験:細胞レベルでの化学物質の毒性評価(5)データ処理(統計)
13.体験実験:細胞レベルでの化学物質の毒性評価(6)図表作成
14.体験実験:細胞レベルでの化学物質の毒性評価(7)論文作成1
15.体験実験:細胞レベルでの化学物質の毒性評価(8)論文作成2
16.総括

評価

体験実験の結果で総合的に判断する.

再評価

なし.

教科書

なし.

参考資料

学術論文や参考書を適宜指示する.

連絡先

小山(総合科学部3号館3N06, oyama@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: メールで用件を伝えてください.内容により,日時の設定をします.