2011年度 総合科学教育部 地域科学専攻 博士前期課程 環境共生分野 — [必修] 1年(前期), 2年(前期)

環境政策特論

教授・栗栖 聡, 教授・浜野 龍夫

2単位

目的

環境政策について総合的に理解することによって,持続可能な社会や地域に向けての環境ガバナンスのあり方を把握する.

概要

授業の前半においては,政治理論,環境政治学・政策学の観点から,現代社会における総合的な環境ガバナンスのあり方について検討する.市民社会,経済,国家と環境問題の関係,あるいは社会や地域の環境問題を巡る参加・討議民主主義などが具体的な検討事項である(栗栖聡/8回).授業の後半においては,自然科学,特に水産学や生態学の観点から環境問題を提起するとともに,解決に成功した事例を時系列で追いながら,環境政策や持続可能な地域振興について検討する(浜野龍夫/7回).

目標

1.環境ガバナンスの総合的理解

計画

1.文系から見た環境問題(栗栖聡)
2.環境問題と社会システム(国家,市民社会,経済)(栗栖聡)
3.ガバメントとガバナンス(栗栖聡)
4.環境ガバナンスと持続可能性ガバナンス(栗栖聡)
5.環境問題と参加民主主義(栗栖聡)
6.環境問題と討議民主主義(栗栖聡)
7.環境影響評価と民主主義(栗栖聡)
8.地域環境問題と民主主義(栗栖聡)
9.理系からみた環境問題とその抽出(浜野龍夫)
10.環境影響評価の技術(浜野龍夫)
11.環境コミュニケーションの構築(浜野龍夫)
12.環境問題を解決する技術開発(浜野龍夫)
13.産官学協働による地域環境問題の解決(浜野龍夫)
14.地域の産業振興と地域環境政策(浜野龍夫)
15.環境政策への提言(浜野龍夫)

評価

平常点(討論)とレポート

再評価

再評価なし

教科書

なし

参考資料

授業中に適時指示する.

連絡先

栗栖(2207-1, 0886567185, kurisu@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)