2011年度 総合科学教育部 地域科学専攻 博士前期課程 地域創生分野 — [選択] 1年(前期), 2年(前期)

空間情報特論C

准教授・田中 耕市

2単位

目的

都市,商工業,生活環境等に関する諸問題を対象として,それらを空間的視点から考察する.特に,都市・商工業機能を支える地域間移動・交通・物流に関する分析に重点をおく.空間情報科学とGISについての概念や構造を理解して,自ら問題を発見する能力を身につけることを目標とする.

概要

1990年代に革新的な分析手法をもたらしたGIS(地理情報システム)の仕組みについて説明をおこない,GISを援用した地域分析・空間解析の理論を教授する.さらに,分析に必要不可欠であるデジタル地図データや統計データ等の空間データの扱い方も講義する.国内外の主要文献を輪読して,専門的知識を得るとともに,最新の研究例・手法を学ぶ.

キーワード

空間構造,地域問題,産業

計画

1.イントロダクション
2.GISを援用した地域分析・空間解析の理論1
3.GISを援用した地域分析・空間解析の理論2
4.空間データベース 1
5.空間データベース 2
6.空間情報科学文献輪読1(都市)
7.空間情報科学文献輪読2(商工業)
8.空間情報科学文献輪読3(生活環境)
9.空間情報科学文献輪読4(交通アクセシビリティ)
10.GISの応用事例1(都市)
11.GISの応用事例2(商工業)
12.GISの応用事例3(生活環境)
13.GISの応用事例4(交通アクセシビリティ)
14.空間情報科学の課題と展望 1
15.空間情報科学の課題と展望 2
16.総括

評価

授業への取り組み,レポート,テストの内容から評価する.

教科書

高橋重雄他『事例で学ぶGISと地域分析-ArcGISを用いて』古今書院.

連絡先

田中(連絡先未登録)
オフィスアワー: 木曜日12-13時.

備考

この授業は,GIS専門学術士資格の認定科目【E】として申請している.詳細は担当教員まで問い合せること.