2011年度 総合科学教育部 地域科学専攻 博士前期課程 環境共生分野 — [選択] 1年(前期)

生物資源特論A

教授・増田 俊哉, 准教授・金丸 芳

2単位

目的

地域生物資源の有効利用に関わる事項を化学的生物学的観点から論じ,理解させる.

概要

地域生物資源の有効利用に関わる事項を化学的生物学的観点から論じる. 生物資源における有用物質の研究法として,生物資源由来の機能性物質の分析法,特に化学構造の解析に関わる機器分析法について述べる.その中心として最新進歩が著しいNMR分光法,MS分析法を取り扱い,その基礎原理から,実際のデータ解析まで解説する. 地域資源(農産物)やその利用を生命科学的に解説する.製造副産物や廃棄物を有効利用して再資源化する地域資源循環を解説する.環境と資源利用の関係と,適切な資源利用を考察する.

目標

1.地域生物資源の有効利用を化学的生物学的観点から論じ,理解させる.

計画

1.講義内容の説明,基礎事項の確認(増田・金丸)
2.生物資源分析法の紹介(増田)
3.機器分析法の基礎(増田)
4.NMRによる生物資源物質分析法-1(増田)
5.NMRによる生物資源分析法ー2(増田)
6.MSによる生物資源分析法ー1(増田)
7.MSによる生物資源分析法ー2(増田)
8.分析データの利用法(増田)
9.地域資源としての生物資源・農産物(金丸)
10.地域資源の現状と利用(金丸)
11.地域資源の廃棄物や製造副産物の現状と利用(金丸)
12.地域資源の循環利用(金丸)
13.地域資源の再資源化(金丸)
14.地域資源と環境との関係(金丸)
15.地域資源の循環と環境保全(金丸)

教科書

有機化合物のスペクトルによる同定法

連絡先

増田(2N01, 088-656-7244, masuda@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
金丸(088-656-7268, kanemaru@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)