2011年度 総合科学教育部 地域科学専攻 博士前期課程 地域創生分野 — [必修] 1年(通年), 2年(通年)

2011年度 総合科学教育部 地域科学専攻 博士前期課程 環境共生分野 — [必修] 1年(通年), 2年(通年)

2011年度 総合科学教育部 地域科学専攻 博士前期課程 基盤科学分野(文系) — [必修] 1年(通年), 2年(通年)

2011年度 総合科学教育部 地域科学専攻 博士前期課程 基盤科学分野(理系) — [必修] 1年(通年), 2年(通年)

地域科学特別演習Ⅰ

教授・宮崎 隆義

8単位

目的

主に19世紀英国小説を取り上げ,対象となる作品の精読と分析を通して,それに独自の論考を加えながら修士論文としてまとめてゆくことを到達目標とする.作品の芸術性を分析することを通して,そこに込められた人間の精神文化の表層と深層を読み解くことを考える.関連する文献の渉猟と精読を通し,地域に関わる文化事象としての作品を広く文化の中で捉えることをめざしながら,地域科学研究の成果として修士論文としてまとめてゆく.

概要

修士論文作成に必要な基礎的な訓練から,修士論文完成に至るまでの段階を踏まえての授業内容とする.受講生が選んだ研究対象及びテーマについて,文献資料の収集と検討を行いつつ,対象となる作品やテーマについて,精読と分析を通し,それに独自の論考を加えながら修士論文としてまとめてゆく.作品の芸術性を分析することを通して,そこに込められた人間の精神文化の表層と深層を読み解くことも考える.関連する文献の渉猟と精読を通して,地域に関わる文化事象としての作品を広く文化の中で捉えることをめざしつつ修士論文を完成する.

キーワード

小説研究,批評,文化表象分析,言語と地域性,論文作成

注意

論文作成に向けて,作品の分析ばかりでなく,論考しまとめることによって独自の知見を出せるよう努力を重ねてほしい.

目標

1.関連する文献の渉猟と精読を通し,文化事象としての作品を広く文化の中で捉えることをめざしながら,成果として修士論文としてまとめてゆく.

計画

1.第1回 イントロダクション
2.第2回 テーマの選定
3.第3回 テーマの吟味
4.第4回 テーマの位置づけ
5.第5回 作品の講読と解釈―成立
6.第6回 作品の講読と解釈―位置づけ
7.第7回 作品の講読と解釈―作者
8.第8回 作品の講読と解釈―意図
9.第9回 作品の講読と解釈―構成
10.第10回 作品の講読と解釈―イメージ
11.第11回 作品の講読と解釈―象徴
12.第12回 作品の講読と解釈―人物
13.第13回 作品の講読と解釈―背景
14.第14回 作品の講読と解釈―テーマ
15.第15回 作品の講読と解釈―分析と批評
16.第16回 総括

評価

授業への取り組み,発表,レポート等を総合的に評価する.

教科書

受講者の研究テーマに合わせ選定する.

参考資料

授業の進度に合わせ適宜用意する.

連絡先

宮崎(総合科学部1号館3階北棟 3309, 656-7131, miyazaki@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 火·木曜日 12時∼13時