地域言語特論A
教授・岸江 信介
2単位
目的
地域言語の視点から言語情報の処理について学ぶ．日本語における方言・音声・待遇表現・コーパスなどを研究テーマとし，主にコンピュータを利用した日本語研究に着手できる分析法や分析力を身につけることを目標とする．
概要
地域方言・アクセント・音声・待遇表現・言語コーパスなどの研究領域について，特にパソコンを利用した多角的な分析の手法を学び，方言や音声・待遇表現・コーパスなどの分析方法を身につける．主に分析において，統計的な手法を重視する．
注意
受講生各自の専門領域で必要となるデータ分析法を身につけることを目的とするのでエクセルやワード等の簡単な操作ができるよう，準備しておく．
目標
| 1. | 日本語学領域のデータ分析法の習得を目指す． |
計画
| 1. | シラバスによる授業ガイダンス |
| 2. | エクセル操作を学ぶ(1) |
| 3. | エクセル操作を学ぶ(2) |
| 4. | 言語データの統計分析(1) |
| 5. | 言語データの統計分析(2) |
| 6. | 統計的分析の実践練習(1) |
| 7. | 統計的分析の実践練習(2) |
| 8. | テキストデータの処理 |
| 9. | アンケートデータ分析 |
| 10. | パソコンを用いた音声分析 |
| 11. | 音声録聞見の使い方について |
| 12. | 音声分析の方法を学ぶ |
| 13. | 各自の専門領域でのデータ分析を行い，各自プレゼンテーションを行う(1) |
| 14. | 各自の専門領域でのデータ分析を行い，各自プレゼンテーションを行う(2) |
| 15. | 各自の専門領域でのデータ分析を行い，各自プレゼンテーションを行う(3) |
| 16. | まとめ |
評価
プレゼンテーション，各自の専門領域に沿った技法の習得状況，レポートの提出を目安とする．
教科書
随時，参考資料等の配布を行う．
参考資料
今石元久編『音声言語研究のパラダイム』和泉書院
統計関連図書
連絡先
徳島大学大学院総合科学教育部
- オフィスアワー: 火曜日12∼13時 総合科学部1号館1階南棟656-9309:kishie@ias.tokushima-u.ac.jp
備考
出席，発表，レポートを重視する．