2011年度 総合科学教育部 地域科学専攻 博士前期課程 地域創生分野 — [選択] 1年(後期), 2年(後期)

地域創生メディア特論

准教授・樫田 美雄, 准教授・掛井 秀一, 准教授・河原崎 貴光

2単位

目的

技術主導ではなく人間主体のメディアとは,どのようにあるべきかを技術的側面,文化的側面,社会的側面から探求する.

概要

1.コミュニケーションにおける文脈の重要性を確認し,CSCW(コンピューターに支援された共同作業)の現況を考察する. 2.ヒトが感じるリアリティがどのように構築され得るのかを考査し,VR(バーチャルリアリティ)の潜在的可能性について探る. 3.アートの歴史に於けるメディアの役割を概観し,現代芸術の中でのメディアの位置付けを考察する.

キーワード

メディア環境,エスノメソドロジー,CSCW

注意

この授業は隔年開講科目である.23年度,25年度は開講せず.

目標

1.メディアについて多角的に,批判的に評価できるようになる.

計画

1.ガイダンス
2.実践的エスノメソドロジー入門
3.ビデオエスノグラフィーとは何か
4.会話の分析=重なり・沈黙・呼応=
5.社会的なものとしてのコミュニケーション
6.バーチャルリアリティと仮想現実
7.バーチャルリアリティのリアリティ
8.バーチャルリアリティを構築する技術
9.バーチャルリアリティの適用事例
10.バーチャルリアリティの可能性
11.テクノロジーとアート1 芸術に向かって
12.テクノロジーとアート2 技術に向かって
13.表象表現とメディア1 メディアについての表現
14.表象表現とメディア2 ニューメディアを使用した表現
15.総括
16.試験

評価

授業貢献および試験

再評価

実施せず.

教科書

山崎 敬一編2004『実践エスノメソドロジー入門』有斐閣

好井 裕明・串田 秀也編『エスノメソドロジーを学ぶ人のために』世界思想社2010

参考資料

授業において適宜指示

連絡先

掛井(マルチメディアB棟206, 088-656-7166, kakei@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 水曜5・6,樫田は火曜日14:00-15:00SVBL棟3階プロジェクト研究室

備考

1.(樫田のオフィスアワーは)火曜日 14時∼15時の予定(面談申込書あり,樫田研ドアに掲出)
2.★12月4日(土)午後に,ユニバーサルデザイン映画会を ,本講義の一部として実施.受講生はこの日の予定を空けておくこと.