地域文化特論演習
教授・髙橋 晋一
2単位
目的
文化人類学(民俗学)の視点から国内外の地域文化を分析した研究論文(学術論文)を輪読することを通じて，文化人類学(民俗学)の地域分析の技法-調査対象や研究視角の定め方，データ収集・分析の手法，論文の組み立て方など-をより具体的に学ぶ．同時に，研究論文を「批判的に」読む姿勢・能力を身につけるようにする．半期の授業を通じて，文化人類学(民俗学)の方法論を，具体的な文化現象の分析に適用することができる能力の修得を目指す．
概要
文化人類学(民俗学)の方法論に基づく地域分析技法の修得
キーワード
地域分析，文化人類学，民俗学，フィールドワーク
関連科目
注意
授業では，日本語・英語で書かれた研究文献を輪読する．そのため，日本語・英語の文章を読んでその内容をレジュメに整理し，発表する言語能力が求められる．
目標
| 1. | 具体的な論文(ケーススタディ)を題材として，演習形式を交えながら，文化人類学(および民俗学)のキーコンセプトや手法を実際の文化・社会現象に適用する能力を修得することを本授業の到達目標とする． |
計画
| 1. | 地域文化研究の領域 |
| 2. | 地域文化研究のツール |
| 3. | 地域文化とエスノグラフィー |
| 4. | 地域文化研究の方法論(1) |
| 5. | 地域文化研究の方法論(2) |
| 6. | 地域文化研究の方法論(3) |
| 7. | 地域文化の形態・構造(1) |
| 8. | 地域文化の形態・構造(2) |
| 9. | 地域文化の形態・構造(3) |
| 10. | 地域文化の形態・構造(4) |
| 11. | 地域文化の変容・動態(1) |
| 12. | 地域文化の変容・動態(2) |
| 13. | 地域文化の変容・動態(3) |
| 14. | 地域文化の変容・動態(4) |
| 15. | 地域文化の「解読」に向けて |
| 16. | 総括 |
評価
出席や討議への参加など授業への取り組み状況，および発表の内容によって評価する．
再評価
行わない．
教科書
テキストは使用しない．毎回，関連資料を配付する．
参考資料
授業中に適宜指示する．
連絡先
髙橋(088-656-9486, takahasi@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: (後期)月曜12:00-13:00