2011年度 総合科学教育部 臨床心理学専攻 博士前期課程 — [必修] 2年(通年)

臨床心理学特別演習

准教授・福森 崇貴

4単位

目的

特定のテーマに基づき修士論文作成を目指す.そのために,修士論文を実際に執筆し完成させるまでのプロセスについて指導する.

概要

修士論文にふさわしい質の高い研究と論文が作成されるよう,実際的な作業を通して研究にかかわるスキルを習得していく.具体的には,テーマの選定や研究計画の立案,データ収集や収集後のデータのまとめ方,執筆,発表の仕方などについて指導を行う.特に各自の研究テーマにかかわる文献レビューを怠らないよう注意し,社会におけるその研究の必要性やオリジナリティについて吟味する.また,生身の人間を対象とする際の研究協力者への配慮についても十分に注意する.

注意

受講生は,各自研究課題を考える.研究テーマは心理学的手法を用いた臨床心理学に関する内容とする.受講生各自が,修士論文を進めていくこととする.授業においては,指導教員による個別指導と受講生同士のグループ討議等で研究内容の検討を行う.

目標

1.修士論文作成に必要なスキルを養成する

計画

1.ガイダンス
2.研究テーマの選択(1)
3.研究テーマの選択(2)
4.文献発表,研究内容の検討(1)
5.文献発表,研究内容の検討(2)
6.研究方法,計画の具体化(1)
7.研究方法,計画の具体化(2)
8.修士論文中間発表
9.作業遂行および状況報告(1)
10.作業遂行および状況報告(2)
11.分析結果及び考察視点の検討(1)
12.分析結果及び考察視点の検討(2)
13.題目・構成の決定
14.文章化と校正(1)
15.文章化と校正(2)
16.研究成果の発表

評価

発表,討議,レポート,および出席状況から総合的に評価する.

再評価

教科書

特になし

連絡先

福森(fukumori@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)