2011年度 口腔科学教育部 口腔保健学専攻 修士課程 — [選択] 1年(前期)

国際口腔保健学

International Oral Health Care

教授・伊賀 弘起, 教授・日野出 大輔, 准教授・吉岡 昌美

2単位

目的

各国の歯科医療と口腔保健事情あるいは福祉全般にわたる現状と問題点を理解することを目的とする.テーマ:アジア・欧米における口腔保健・福祉の現状と日本との相違

概要

アジア地域における歯科医療と口腔保健の現状と問題点さらには口腔保健学教育について教授し,さらに本学歯学部に在籍するアジア地域からの大学院留学生とともに英語にて医療・福祉に関する討議を行う(PBL-チュートリアル授業).口腔保健・福祉の先進国である北欧諸国の口腔保健と福祉の現状を,フィンランドを中心に概説する.北米における衛生行政,歯科医療従事者の業務,福祉全般の現状をカナダを中心に概説する.これらの授業はオムニバス形式にて行う.またPBL-チュートリアル授業では英語による討議と発表を義務付ける.

計画

1.アジア地域における歯科医療および口腔保健事情の概説(担当者: 伊賀)
2.アジア地域における医療保険制度(担当者: 〃)
3.アジア地域における社会福祉制度(担当者: 〃)
4.アジア諸国における歯科衛生士業務と日本との差異(担当者: 〃)
5.外国人留学生との医療に関するPBL-チュートリアル(グループ討議と発表準備)(担当者: 〃)
6.外国人留学生との医療に関するPBL-チュートリアル(発表と全体討議)(担当者: 〃)
7.外国人留学生との福祉に関するPBL-チュートリアル(グループ討議と発表準備)(担当者: 〃)
8.外国人留学生との福祉に関するPBL-チュートリアル(発表と全体討議)(担当者: 〃)
9.北欧の医療制度と社会福祉制度の概要(担当者: 日野出)
10.フィンランドの口腔保健・口腔衛生の現状(担当者: 〃)
11.フィンランドの口腔保健学教育と日本との相違(担当者: 〃)
12.北米にける衛生行政と医療保険制度(担当者: 吉岡)
13.北米における医師・看護師教育(担当者: 〃)
14.北米における歯科衛生士教育と業務内容(担当者: 〃)
15.カナダにおける社会福祉制度(担当者: 〃)

評価

成績評価は,試験(50%),講義等における発表・討議など授業への取組み(20%),レポート(30%)を総合的に評価して行う.100点をもって満点とし,A(80点以上),B(70点以上),C(60点以上)を合格,D(60点未満)を不合格とする.

教科書

教科書は使用しない.視聴覚素材あるいはレジュメを適宜用いる.

参考資料

口腔保健学に関するシナリオ(英語版)を作成し,PBL-チュートリアル授業で適宜使用する.

連絡先

伊賀(口腔保健学科・教授室, 088-633-7963, iga@dent.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
日野出(088-633-7543, hinode@dent.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
吉岡(088-633-9171, masami@dent.tokushima-u.ac(no-spam).jp)