微分方程式特論
Differential Equations
准教授・深貝 暢良
2単位
形態
講義
目的
数理物理に現れる線形微分方程式の数学的な扱いを学ぶ.
概要
微分方程式の境界値問題について,具体的な計算を提示しながら,基本的な概念を解説する.本科目は,工業に関する科目である.
キーワード
微分方程式の境界値問題,Sturm-Liouville 問題
目標
1. | 微分方程式の初等解法のつぎの段階として,Sturm-Liouville 問題の入門的な部分を経験する. |
計画
1. | はじめに |
2. | Helmholtz の方程式 |
3. | 固有値,固有関数 |
4. | Green 関数 |
5. | 留数定理の復習 |
6. | Green 関数の展開 |
7. | Fourier 級数 |
8. | 初期値問題の解の存在と一意性 |
9. | Sturm-Liouville 問題 |
10. | 特性関数 |
11. | 境界値問題の可解性 |
12. | 特性関数の漸近的性質 |
13. | 固有値の存在 |
14. | 固有関数展開 |
15. | まとめ |
評価
レポートにより評価する.
対象学生
他学科学生も履修可能
参考資料
望月清·トルシン 『数理物理の微分方程式』 培風館
連絡先
工学部数学教室 (A棟219室)
- オフィスアワー: 木曜日 15:00∼16:00
備考
授業を受ける際には,2時間の授業時間毎に2時間の予習と2時間の復習をしたうえで授業を受けることが,授業の理解と単位取得のために必要である.