2011年度 総合科学部 人間社会学科 アジア研究コース 学士課程 — 2年(後期)

アジア地域交流史

准教授・荒武 達朗, 准教授・今井 晋哉, 准教授・長井 伸仁, 教授・桑原 恵

2単位

目的

19世紀∼20世紀初頭の日本・中国・ヨーロッパの歴史を学ぶことによって現代の世界がどのようにして成立してきたのかを考察する.

概要

19世紀∼20世紀初頭のフランス・ドイツ・日本・中国・の政治・経済・社会などについて概観する.各国の近代化過程における,文明化,国民形成とナショナリズムに焦点を絞り,対外関係を重視しつつ講義する.

キーワード

国民国家,ナショナリズム,文明化,近代化,国際関係

先行科目

地域交流史

目標

1.特に,講義でとりあげる各国の近代化過程を比較しつつ理解することを目標及びテーマとする.

計画

1.ガイダンス
2.フランス革命:描かれた近代世界
3.近代社会を生きるということ:フランスの事例
4.フランス国民の内と外
5.小テスト
6.「国民国家」の基本的特徴,統一国家の成立―19世紀のドイツ
7.ドイツ帝国における国民統合―内政上のいくつかの論点に即して
8.ドイツ帝国における国民統合とナショナリズムの機能―外交政策との関わりで
9.江戸時代から明治国家へ∼国家の変容と「国家観」∼
10.近代日本の「国民」像∼理想と現実∼
11.文明化と近代化・平和主義と民族主義∼単一民族神話の誕生∼
12.伝統的中華世界の国際関係
13.西力東漸:ウエスタンインパクト 西方からの衝撃
14.十九世紀末中華帝国の崩壊:東アジアにおける近代的国家関係の形成
15.テスト
16.総括授業

評価

出席状況・レポート・テストなどの結果をもとに総合的に評価する.

再評価

再試験は実施しない.

教科書

プリントを配布する

参考資料

講義中に適宜指示する.

連絡先

荒武(2312, 088-656-7148, aratake@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 朝一コマ目の前がよい.事前メールでアポイントをとるともっとよい.
今井(1319, 088-656-7139, shi-imai@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 月曜日 14:30-16:00
長井(3116-2, )
オフィスアワー: 月曜日の昼休み
桑原(088-656-7157, megumi@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 水曜日11:50∼13:00,メールで連絡を下されば,返信します.megumi@ias.tokushima-u.ac.jp