基礎ゼミナール(基礎ゼミナールⅠ)
准教授・荒武 達朗
2単位
目的
大学で学ぶべき専門の研究と教養をこれから学んでいくにあたって,基本的に身につけておかなければならない姿勢を身につけることを目的とする.時事問題や歴史問題に関する文章の講読を通じて思索を深めるとともに,大学外機関への訪問することで社会への関心を高める.
概要
まず勉強をする上での基本的姿勢から始まり,最終的には強制される勉強から自発的に行う勉強へ移行していく.
関連科目
目標
1. | 修行中の人間(君たちのことだ)が身につけるべき基本的姿勢を学ぶ |
2. | 大学で学ぶ手法を身につける |
3. | 自ら調査・考察する練習をする |
4. | 日本語の論理的文章を理解できる能力を養成する |
計画
1. | おおむね以下の内容の事を勉強するが順番は前後する. |
2. | 現在の日本をめぐる国際関係に関する論文・記事をもとに内容の要約・論争点の整理・自己の見解の開陳を行う. |
3. | 担当教員は中国近現代史を専門とするので歴史という視点を重視する. |
4. | この領域は議論が錯綜,かつ多様な意見が提出されている.これらを整理することで現代日本の姿が明らかになるだろう. |
5. | 故に比較的硬質な文体の論文を何本か読むので,此の点は予め諒解のこと. |
6. | 以上のような論文講読とは別に学外の幾つかの機関を訪問し,社会に対する関心を高め知見を拡げることにする. |
7. | 具体的にどこを訪問するのかは現時点(2011年1月)では未定である.予算の確定と先方との交渉により決まる. |
8. | 候補として想定しているのが,県立文書館,県庁,徳島河川国道事務所,裁判所,県立文学書道館などである. |
9. | これはあくまでも予定であるので,全てを訪問するわけではない. |
10. | また訪問先によれば一学期に1回か2回土曜,日曜祝日に出かけることもあろう.此の点も予め了承されたい. |
評価
授業態度は評価の前提.態度が良ければ自ずから積極性が生まれ,熱心に課題に取り組み,当然ながら高評価が得られるに相違ない.
再評価
無し
教科書
授業計画項目2から5で述べたところでは,『世界』『中央公論』『文藝春秋』などの総合雑誌を教材とする.総合雑誌とは何か?
手軽なところでウィキペディアの記事によると,「総合雑誌(そうごうざっし)とは,政治・経済・社会・文化全般についての評論などを掲載する雑誌.いわゆる『論壇』を構成する雑誌として扱われてきた事情もあり,オピニオン誌もふくめてこの範囲にいれることが多い.」とのことだ.
連絡先
荒武(2312, 088-656-7148, aratake@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: 朝.一コマ目の前がよい.メールでアポをとってもよい.午後は不在がち.