2011年度 総合科学部 学士課程 — [必修] 1年(前期)

基礎ゼミナール(基礎ゼミナールⅠ)

教授・村田 明広

2単位

目的

ユネスコが支援するジオパークについて学び,地質現象,植物,動物などの自然と,そこでの人間の営みに関して理解を深めることを目標とする.また,ジオパークについての情報を収集し,一般に分かりやすく説明するプレゼンテーション法を習得することを目的とします.

概要

ジオパークは,重要な地質現象が観察される地域で,植物,動物,人間の営み,文化などとの関連も含めて野外博物館に作り,ジオツアーを企画し,自然の保全活動,環境教育,観光開発などを行うものである.このゼミでは,世界中のジオパークを調査し,プレゼンテーションを行うことで,ジオパークに理解を深め,プレゼンテーション能力の向上を目指します.

キーワード

ジオパーク,ジオツアー,地質,自然,野外博物館

注意

公用車あるいは公共交通機関を利用して,野外へ出かける予定です.大歩危・祖谷ジオツアーか,海陽・室戸ジオツアーのどちらかに参加していただきます.ただし,事情によっては,ジオツアーを実施できないことがあります.

目標

1.ジオパークについて説明することができ,ジオツアーを企画できるようになる.本ゼミではプレゼンテーション能力を養成するとともに,体験・参加型学習を導入しています.

計画

1.ジオパークとはどういうものか.
2.日本のジオパークについて調査する(1).
3.日本のジオパークについて調査する(2).
4.日本のジオパークについて発表する(1).
5.日本のジオパークについて発表する(2).
6.大歩危・祖谷ジオツアー(野外,4回分).
7.海陽・室戸ジオツアー(野外,4回分).
8.スコットランドの北西高地ジオパーク.
9.海外のジオパークについて調査する(1).
10.海外のジオパークについて調査する(2).
11.海外のジオパークについて発表する(1).
12.海外のジオパークについて発表する(2).
13.レポートの作成.

評価

ゼミでの積極性と発表,レポート.

再評価

なし.

参考資料

世界のジオパーク編集委員会・日本ジオパークネットワークJGN共編,「世界のジオパーク」オーム社.

平野勇著,「ジオパーク」,オーム社.

連絡先

村田(総合科学部3号館2S03, 088-656-7242, murata@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 研究室にいる時はいつでもかまいませんが,場合によっては出直してもらうことがあります.