2011年度 総合科学部 学士課程 — [必修] 1年(後期)

キャリアプラン入門Ⅱ(基礎ゼミナールⅡ)

教授・佐藤 健二, 教授・平井 松午

2単位

目的

将来の社会的・職業的自立を目指し,キャリアプラン,ライフプランに対する基本的な視点・展望を持つために必要な素養と社会的能力を養う.キャリア体験講座や適性把握演習を通じて自らの立ち位置ならびに適性を把握するとともに,学部・学科の教育理念を理解し基礎学力を養成するための準備を行う.また,臨床心理学とその関連領域(精神医学,社会心理学,生理心理学等)に関するテーマについて,課題を設定・解決し,その成果をプレゼンテーションし,議論する能力を身につける.

概要

前半のキャリアプランニング部分は,学部合同で講義される.キャリア体験講座を通じて学生個々に自らの職業観について考える.必要に応じてレポートが課せられる.次いで適性検査にもとづき,自らの適性を性格,言語,係数,総合の観点から診断・把握する.それらをもとに自らキャリアプランを作成する.さらにコンピテンシー(企業等で要求される能力・行動特性)について学ぶとともに,各自が必要なコンピテンシー項目を選定し,Web版キャリア学習ポートフォリオに登録する.後半部分は,小クラスに分かれ,ゼミナール形式で遂行される.将来の自立のために大学での学業面での充実を目指し,学科の理念を理解し,自らの社会力・基礎学力を養成するために何をすべきかを学ぶ. 後半部分では,臨床心理学とその関連領域(精神医学,社会心理学,生理心理学等)について,まず,参加者の興味の有るテーマをリストアップする.この際,心理学を活かした職業(例えば,臨床心理士など),心理学が貢献しうるコンピテンシー(例えば,コミュニケーション能力など)も,その候補とする予定である.その後,それらをまとめて,3∼4つのテーマに絞り込む.それに基づいて3∼4つのグループ(班)を作る.その後は,各グループ毎に,一週ずつ,調べ,まとめたものについて,プレゼンテーション・議論していく.

キーワード

キャリアプラン,臨床心理学,プレゼンテーション,議論

目標

1.誰もが将来,社会的・職業的自立をしなければならないことを認識し,そのための行動を始める.
2.臨床心理学に関連する特定の課題について,グループで調べ,解決し,まとめ,プレゼンテーションし,議論出来る能力を身につける(課題解決・探求型学習)

計画

1.キャリアプラン体験講座(1.考え方)
2.キャリアプラン体験講座(2.事例紹介)
3.適性把握演習(性格・言語)
4.適性把握演習(計数・総合)
5.自らのキャリアプラン・ライフプランを考える
6.各業種・職種のコンピテンシー
7.Web版ポートフォリオの設定
8.ガイダンス1:趣旨説明,自己紹介,課題設定,検討グループ組織,発表の順番決め
9.ガイダンス2:教員によるプレゼンテーション例
10.発表1(第1班1回目)
11.発表2(第2班1回目)
12.発表3(第3班1回目)
13.発表4(第1班2回目)
14.発表5(第2班2回目)
15.発表6(第3班2回目)・総括

評価

前半7回は,出席や(レポートの提出状況など)受講態度による.また,Web版キャリア学習ポートフォリオへの報告内容についても成績評価の対象となる.後半は,毎回の授業での発表および期末レポートで総合評価する.

再評価

無し

教科書

無し

参考資料

無し

連絡先

佐藤(3S05, 088-656-7202, satoken@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 木曜日12:10-12:40
平井(2116, 088-656-7159, hirai@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)