2011年度 総合科学部 学士課程 — [必修] 1年(後期)

キャリアプラン入門Ⅱ(基礎ゼミナールⅡ)

准教授・樋口 直人, 教授・平井 松午

2単位

目的

将来の社会的・職業的自立を目指し,キャリアプラン,ライフプランに対する基本的な視点・展望持つために必要な素養と社会的能力を養う.キャリア体験講座や適性把握演習を通じて自らの立ち位置ならびに適性を把握するとともに,学部・学科の教育理念を理解し基礎学力を養成するための準備を行う.

概要

前半のキャリアプランニング部分は,学部合同で講義される.キャリア体験講座を通じて学生個々に自らの職業観について考える.必要に応じてレポートが課せられる.次いで適性検査にもとづき,自らの適性を性格,言語,係数,総合の観点から診断・把握する.それらをもとに自らキャリアプランを作成する.さらにコンピテンシー(企業等で要求される能力・行動特性)について学ぶとともに,各自が必要なコンピテンシー項目を選定し,Web版キャリア学習ポートフォリオに登録する. 後半部分は,小クラスに分かれ,ゼミナール形式で遂行される.将来の自立のために大学での学業面での充実を目指し,学科の理念を理解し,自らの社会力・基礎学力を養成するために何をすべきかを学ぶ.

キーワード

課題設定,身体情報,プレゼンテーション

注意

全体で行なう時間と樋口が個別に行なう時間に分けられる.そのうち,個別に行なう時間では,上勝町にある棚田の保全活動を行なう.棚田は貴重な景観として文化遺産でもあるが,全国各地で荒廃が進み,危機的な状況にある.この保全を行なうことで,社会的な活動をする意味を考え,なおかつ高校までで失われた自発性,積極的に体を動かすことを取り戻したい.そのため,全15回のうち4回分は,上勝町に行く活動に費やされる.11月か12月の週末の一日をとるので,その日に参加可能な人だけ受講されたい.

計画

1.キャリアプラン体験講座(1.考え方)
2.キャリアプラン体験講座(2.事例紹介)
3.適性把握演習(性格・言語)
4.適性把握演習(計数・総合)
5.自らのキャリアプラン・ライフプランを考える.
6.各業種・職種のコンピテンシー
7.Web版ポートフォリオの設定
8.社会と関わるとは
9.地域社会に目を向ける
10.景観保存とその舞台裏
11.棚田を考える
12.棚田保存の実地研修
13. 〃
14. 〃
15. 〃
16.筆記試験として,各個人毎にレポート作成

評価

毎回の授業の中での取り組みと最後に作成するレポートで総合評価を行う.

再評価

再試験はしない.

連絡先

樋口(1210, 088-656-7200, vyw03403@nifty.ne(no-spam).jp)